FIBA女子バスケットボール ワールドカップ2018


【第16回】白熱の準決勝を制したのはアメリカ&オーストラリア!決勝戦の見どころをチェック!!

9月22日に開幕した『FIBA女子バスケットボール ワールドカップ2018』は、いよいよ準決勝。2試合ともに、レベルの高い見応えのあるゲームとなった。

まず先に行われたのは、アメリカvs.ベルギーの対戦。今大会、ここまでスペインやフランスを下して勢いに乗るベルギーは、女王・アメリカにも一歩も譲らず、エースの#11エマ・ミーセマンを軸に序盤から接戦に持ち込んだ。だが、試合が動いたのはアメリカの1点リードで入った第3Q。ベルギーのシュートが落ち始めた隙に、アメリカは#12ダイアナ・トーラシや#4ジュエル・ロイドの3Pシュートでみるみる差を広げ、このQだけ見れば33-18と相手を圧倒。16点差で入った第4Qも試合を優位に進め、93-77でタイムアップ。終わってみれば、フリースローを19/19で決めるなど最後まで集中していたアメリカが、快勝でファイナル進出を決めた。

もう一つの準決勝は、スペインvs.オーストラリアの対戦。オーストラリアは203cmの大黒柱#8リズ・キャンベージがアウェイ会場の大ブーイングを浴びながらも着実に得点を重ね、21-6と好スタートを切った。だが対するスペインも、ベンチから#5クリスティーナ・オウビニャ、#18ケラルト・カサスのコンビを投入して流れを変え、#45アストゥ・エンドゥールの活躍もあって反撃。第2Qには#7アルバ・トレンスの2連続3Pシュートで同点に追い付く。

そこからは一進一退。スペインの8点リードで第4Qに入ったが、オーストラリアはすぐさま#10ケイティー・エブゼリーの3Pシュートやキャンベージの得点で同点に。するとキャンベージがゴール下で存在感を発揮し、スペインのエンドゥールや#4ラウラ・ニコルスを退場に追いやる。結局、キャンベージが33得点15リバウンド4ブロックと大暴れしたこともあり、オーストラリアが72-66で勝利。うれしい決勝進出を決めた。

こうして、決勝戦はアメリカvs.オーストラリアの対決となった。アメリカは12人全員が、オーストラリアは5人がWNBAプレーヤーで、ともにタレント揃い。その中でも見どころの一つに挙げられるのは、インサイドのマッチアップだろう。オーストラリアのキャンベージ、アメリカの#15ブリトニー・グリナーという、ともに203cmの大黒柱が、ゴール下で激しい攻防を繰り広げるはず。またアウトサイドも、オーストラリア#9ベック・アレン、アメリカはトーラシと、それぞれ高いシュート力を持つ選手を擁し、3Pシュートの成功率も大きなカギを握りそうだ。アメリカが10回目の優勝を飾るのか、オーストラリアが2度目の優勝を飾るのか、見逃せない戦いとなる。

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