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2012年10月08日放送

#2 「ちっちゃいけど誇りにしたい会社」

リポーター
志垣太郎 皆藤慎太郎
ナレーター
ふとがね金太

この平成大不況の続くなか、地域や社会に根づき、顧客や社員たちに“愛される”ことで成功しているニッポンの中小企業をご紹介。
彼らに共通するのは、企業でありながら「利益は二の次」という考え方。そして「何よりも大切にすべきはヒト」という理念。不況が続く時代だからこそ、あえて今、そんな会社の姿勢が「日本人の心のモノサシを変える経営」と注目されているのだ。
大企業には決して真似することのできない“唯一無二”の経営方針。そして、そこに隠された「働く」ということの原点、幸せに生きるためのヒントとはーー?


ひとつめの会社は、東京・吉祥寺で小さな和菓子店を経営する「株式会社小ざさ」。
売り場面積はわずか1坪ながら、毎日早朝4時から実に40年以上も行列が途切れたことのないという奇跡のお店。社員数わずか30名弱。お店のメニューは「ようかん」と「もなか」だけ。しかしそれだけで年商3億円を誇る。
お客のお目当ては本数限定の「幻のようかん」。しかし人気の理由はその味だけではない。そこには30年以上値上げをせず、お客様の喜びを最優先に考えられた経営方針があった。そんな会社の裏側にリポーター・志垣太郎が迫る。


もうひとつの会社は、長野県長野市の「株式会社中央タクシー」。通称「幸せを乗せて走るタクシー会社」として地域に愛され続ける経営方針に、リポーター・皆藤慎太郎が迫る。
本社は山中のプレハブながら、売り上げは長野県ナンバー1。そこにあるのは「恰好つけない」経営。慢性的に人手不足が深刻なタクシー業界において、この会社の離職率はここ10年間ゼロ、もちろんリストラも一切ない。そんな会社で働くドライバーたちが口を揃えるのは「お客様第一、利益は後」の接客。
会社が何よりも従業員を大切し、その従業員たちが何よりもお客様を大切にする。そんな企業理念が生み出した、この会社で働くことの喜びとはーー!?

今回の「それおも」スポット

小ざさ

〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1−1−8
電話:0422−22−7230
アクセス:吉祥寺駅より徒歩2分
営業時間:午前10:00〜午後7:30 (火曜休)

小ざさ

中央タクシー

〒381-0102 長野県長野市若穂保科265
電話:026-282-7777

中央タクシー