放送番組審議会

  • 2004.03.22

    第12回

    2004年3月22日に第12回ビーエス・アイ番組審議会が開催されました。 審議会委員は5名が出席され、ビーエス・アイ側からは生井社長以下6名が出席致しました。
    第12回の番組審議会では「放送基準の改正について」の諮問・答申が行われました。

    「放送基準の改正について」は、以下の5点の改正のポイントと背景を、事務局から説明致しました。

    • ・報道目的の明確化
    • ・児童・青少年へのさらなる配慮をねらいとした性表現に関する規定の整備
    • ・健康情報・ショッピング番組に関する規定の整備
    • ・消費者金融CMなどに関する条文の新設
    • ・その他字句修正

    「放送基準の改正について」はについて委員からは以下のような意見・感想がありました。

    • ・先ほど雑談的に出た今度の「週刊文春」の問題なんかも、それは裁判上の手続の問題ですが、やはりこういう大きなメディアに対する公的規制の流れの1つと、メディア側は受け取っている。視聴者、読者、一般市民がどう受け取るかということは、また別ですが、放送する側としては、そういうオーディエンスの受けとめ方に、こういう形で改正しないと、今後対応していけないんじゃないか、あるいは信頼を得られないんじゃないかという趣旨で、改正をしたのだろうと思います。
    • ・これは法律条文じゃないからあれかもしれませんけれども、それに準じるようなものなので、文言は余りあいまいでなく明確にしなくちゃいけないと思うのです。
    • ・今度の酒鬼薔薇事件の釈放問題にしても、あのお父さんのいっていることを見ると、どうも釈然としていない様子がありありとわかるわけですね。すると、被害者の少年の人権ばかりが守られて、自分たちの死んだ息子、あるいは自分たち家族の権利はどうなるんだというのは、相変わらず残っているわけですね。だからそういうものに対してにわかに基準を出すのは難しいかもしれないけれども、やはり、マスコミ、報道する立場としては、テレビだけじゃないんですが、何らかの基準をきちんと持たなくちゃいけないんじゃないかという感を、また深くしましたね。
    • ・青少年に対する配慮は若干緩やかになったんですかね。「極度に」というところが「過度に」と、文言の問題ですけれども、緩やかになったような感じがします。私はむしろ「極度に」でもいいんじゃないかという感じがしますけど。
    • ・当日欠席された委員の書面による意見から。
      • 1.今回の改正は、時宜に適うものであり、賛成です。プライバシーの尊重は、現行基準では第1章で明記され、今回の改正では更に「第6章 報道の責任」で明記されます。これでよいと思いますが、将来的になお検討すべきと思うのは、プライバシー保護はそもそも前文に明記すべきではということです。  現行基準の前文は、放送の重視すべき点を5点掲げています。プライバシーの尊重は、ニュース報道のみならず、放送全般を通じて尊重されるべきでしょう。
      • 2.健康情報・ショッピング、消費者金融などに関する規定
         規制緩和・自己責任が昨今強調されます。しかし、自己責任の前提は、正しい情報が市民にきちんと提供されることです。また、市民の命・健康・暮らしに関する分野では、なお適正な規制が必要です。行政の不作為・怠慢が、深刻な公害・薬害・消費者被害を拡大させたことは記憶に新しいところです。
    • ・条文上では「個人」となっていますね。これでいいわけなんですか。これだと公人、私人関係なくということになりますね。これだったら、「個人の」とか「私の」という表現でないと、公人も入っちゃいますね。
    • ・大変よくできていると思います。自主自立というのは大変すばらしいことだと思うんですけれども、それが一番難しいのでじゃないかなという気がするのです。だから、どこでチェックをするか。やっぱりそこがしっかりしていないと、せっかくいいものをつくっていただいても、なかなかそれが実行されないと問題になる。
    • ・健康情報についてはまさにこのとおりで、これをぜひやっていただきたいと思うんです。
    • ・放送基準も時代によって、当然いろいろ変わるわけですけれども、テンポが若干遅いのではないかという今のようなお話、別な意味でいえば、表現の問題なんかを含めて、今後ともいろいろあるかと思います。では、この案件は、番組審議会としては、これを了承するということでよろしゅうございましょうか。

    以上、審議の上、「放送基準の改正について」の承諾をいただきました。

    BS-i 番組審議会委員
    委 員 長
    天野 勝文 (日本大学教授)
    副委員長
    荒川 洋治 (現代詩作家)
    委員
    逢坂 剛  (作家)
    委員
    鳥飼 玖美子(立教大学教授)
    委員
    沼田 早苗 (写真家)
    委員
    村 和男  (弁護士)
    委員
    師岡 文男 (上智大学教授)

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