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動乱

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高倉健・吉永小百合の初共演作。昭和動乱の時代を生きた男と女の愛を鮮烈に描いた感動のドラマ。

◆キャスト
高倉健/吉永小百合/米倉斉加年/桜田淳子/永島敏行/田中邦衛/左とん平/志村喬/田村高廣 ナレーション:佐藤慶
◆スタッフ
1980年 日本 脚本:山田信夫 監督:森谷司郎
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次回の放送

番組内容

激動の昭和の時代に、男が男として、女が女として生きた姿を鮮烈に描いた大作。現代にもつながる昭和史の起点となった五・一五事件から二・二六事件までの風雲急を告げる時を背景に、寡黙な青年将校とその妻との愛が、一大叙事詩として、雄大なスケールでダイナミックにつづられてゆく。 時が移り変わっても、決して変わることのない、“日本人の心”が、動乱のなかに生きた、そして愛した男たちと女たちを通して、鮮やかに浮きぼりにされる──。 監督は「日本沈没」「八甲田山」の森谷司郎。主役の青年将校役は高倉健、妻には吉永小百合。二人の初共演作としても当時話題を呼んだ。 第一部「海峡を渡る愛」第二部「雪降り止まず」の二部構成。仙台、朝鮮、山陰、そして雪の東京へと物語はドラマティックに展開。撮影は、冬の北海道、夏の静岡、秋の十和田とロケが敢行された。 【あらすじ】 昭和7年4月・仙台連隊。宮城啓介大尉(高倉健)が隊長をつとめる中隊の初年兵・溝口(永島敏行)が脱走した。溝口が姉からの手紙に動揺していたとの報告に、宮城は溝口の故郷にむかう。そこで宮城ははじめて溝口の姉・薫(吉永小百合)と出会う。薫は貧しさから千円で芸者に売られようとしていた。溝口二等兵は姉と死のうと脱走したのだったが捜索隊に捕えられる。溝口は自決をせまられたが果たせず、もみあっているうちに上官を殺してしまう。 宮城は溝口の弁護を申し出るが聞き入れられず、溝口は銃殺刑に処せられる。 溝口の事件は当時の日本の状況を象徴したもので、経済恐慌と凶作が重なり庶民は苦しみを強いられていた。これを改革すべく一部の海軍将校と陸軍士官候補生らが決起したのが五・一五事件である。 クーデターは失敗に終わり、陸軍内部の皇道派と統制派の対立をいっそう激しいものにした。この影響は仙台連連隊にも及び、宮城もどちらの派に属するのかを問われた。「政治には興味がありません」と答えた宮城は、溝口の脱走事件の責任も問われ、朝鮮の国境守備隊への転任を命じられる。そこは、朝鮮ゲリラへ軍需物資の横流しが平然と行なわれる腐敗したところだった…。

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