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ドクターQ&A | バックナンバー

番組のメールコーナーやHPに寄せられた質問に対するドクターからの回答を掲載しています。
(注:皆様から頂いたメッセージは番組やコンテンツに役立てるよう必ず目を通しておりますが、個別に返信・対応をお約束するものではありません。このコーナーに於きましてもすべての質問に対して回答を掲載するものではないことをご了承下さい。)

10月のドクターQ&A

2003年10月26日OA テーマは『脳出血』

Q: 私は昔から頭痛持ちです。頭痛をよく起こす人は、脳の血管にも異常を起こすのでしょうか?血管に異常がないとしたら、頭痛の原因として何が考えられるのでしょうか?(45歳 男性)

A: 頭痛をよく起こす人が脳の血管に異常があるということではありません。頭痛が頻繁にあるからといってすぐに心配される必要はないと思います。ただやはり何回か繰り返すとか何か気になる頭痛がある場合は必ず専門医に相談してCT検査やMRI検査などの検査を受けることをおすすめします。血管に異常がないとすれば、どんな頭痛があるかという質問についてですが、クモ膜下出血の時に起こる頭痛は危険な頭痛と言えます。それに対比して多くの場合が安全な頭痛と言えます。非常に危険な頭痛というのは、パーセンテージから言えば、ほんの少しですがそれが起こると大変なことになります。外科に来られる多くの患者さんの頭痛はいわゆる安全な頭痛で、中でも偏頭痛です。この偏頭痛とは、血管性頭痛といって、頭の中の血管が縮んだり伸びたりするところの変調を起こすために起きる頭痛です。それから、肩こりの方。肩こりの方は、よく頭痛を起こすと患者さんが来られますが、肩がこったり、首筋が張ったりというのは、緊張性頭痛といいます。肩こりから始まって、後頭部からずっと痛みます。それがひどくなると、後頭神経という後ろの神経を圧迫するのです。ですから、これは神経痛の症状なのです。それから、これが偏頭痛と合わさったような混合性頭痛というものもあります。首の骨が曲がっている頚椎症とかヘルニアの患者さんとか、そういうことも頭痛の原因になります。


Q: 私の母(64歳)は、1年程前、ろれつが回らなくなり、料理の味も分からなくなるという症状を起こしました。この症状は2日程で良くなるのですが、現在まで2,3度起こしているようです。脳に何か異常が起こっているのでしょうか?症状が消えたということは回復したのでしょうか?(32歳 女性)

A: 特にろれつ不良、言葉がまわらなくなってどうも出なくて、あれ?っと思っているが、数時間とか数秒たつと良くなり、まぁいいやと思っていたところ、また起こる、こういうことはある意味での危険信号なのです。これはむしろ、脳出血というものではなくて、脳梗塞の予備軍に値するものなのです。ですからこれは、危険信号、黄色信号なんですね。したがって、このような患者さんは専門医のところへ行って検査を受けたほうが良いでしょう。場合によっては治療が必要になることがあります。症状が回復したといっても、これは決して安全なことではありませんので、危ないのだということをよく理解しておいて下さい。

2003年10月19日OA テーマは『白内障』

Q: 3ヶ月前「人間ドック」の「眼底写真」で、白内障と疑われ眼科で診てもらうよう指導を受けました。日常生活に不自由を感じないため、眼科には行っていません。そのまま放っておかないで、早く病院へ行ったほうがよろしいのでしょうか?(58歳 男性)

A: これは人間ドックの「眼底写真」ということなので、詳しい眼の検査は受けていなくて、写真が撮りにくかった、ということで、白内障じゃないかと疑われたのではないかと考えられます。ですから、白内障かどうかもまだわかりません。一度ちゃんと調べてもらったほうがいいですね。緊急を要するほどではないと思うんですが、白内障以外にも視力が低下したり、写真が撮りにくくなる病気はあります。緑内障など、症状だけでわかるものではないので、特に白内障が疑われるようだったら、白内障の手術を行っている病院やクリニックで検査を受けられたらよろしいんじゃないかと思います。


Q: 白内障の手術を受け眼内レンズを入れました。視力は思った通り回復したのですが、見るもの全てが青っぽく見えます。これは手術後の後遺症なのでしょうか?放っておいても大丈夫でしょうか?(63歳 女性)

A: 後遺症といえば後遺症ですが、この場合は、かなり白内障があって、水晶体が白く、黄褐色に濁っていたと思います。それを急に取り除いて、透明のきれいな人工眼内レンズを入れると、色が急に変わったように見えます。青っぽく見える人も、赤っぽく見える人もいます。だいたい2、3ヶ月すると色に慣れてきます。元の色に慣れるということで、自然の状態に戻るということですね。なので心配はいりません。

2003年10月12日OA テーマは『肥満』

Q: 1年前に会社をかわり、急に太り始めました。当時から比べると、10kg以上太っています。仕事が忙しくなり、以前通っていたスポーツジムにも通えなくなりました。そればかりか、職場での人間関係にも不安を感じていて、気付くと食べ物を口にしています。 何かよいアドバイスをお願いします。(35歳 女性)

A: なぜ物を食べるのか、ということをもう一度考え直して頂きたいですね。例えば、食べた物を全部、手帳につけてみる、そうするといかに必要のない時に物を食べているのが分かると思います。そのへんを意識して、生活習慣を改善するのが一番だと思います。こういうストレスによって食欲が亢進する女性は大変多いです。


Q: 職場で毎年行っている健康診断の結果が返ってきました。高コレステロール血症で、食生活に気をつけ、3ヶ月後に病院で要再検査(要経過観察)とのことでした。具体的な数値は総コレステロール233、中性脂肪158、HDLコレステロール40です。3ヶ月と待たずにすぐにでも病院に行ったほうがよいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?(28歳 女性)

A: 若い女性で、健康診断でコレステロールが高いと言われる方は結構いらっしゃるんです。これはある程度遺伝的なことだと思うんですが、この方のコレステロール値は233。で正常値は219以下なんですね。だからわずかな上昇なんですが、この3ヶ月で、食べる物に気を付けて、少し体重が多ければ痩せる努力をして、その結果で再検査を受けてみてください。おそらく正常値に入っていると思います。

2003年10月5日OA テーマは『秋の健康診断』

Q: 先日、57歳になる私の母がX線検査を受診したところ乳がんだと診断されました。私は現在、34歳。4年ほど前の会社の健康診断で触診、視診してもらったときは異常ありませんでしたが気になります。1ヶ月くらい前に乳がん健診が変わるという新聞記事を見ました。今、30代の私はどんな検査をどこで受けたら良いのでしょう?(34歳 女性)

A: お母様ががんであるということですが、やはり遺伝的にがんになる可能性が充分考えられます。これは、がんになりやすい・ハイリスクと言いますが、まずこの方の場合はそれがあります。それから、健診についてですが、乳がん健診で今世界的に最も有効ながん健はマンモグラフィーです。日本もだいたい、そのようになって行くということが最近の新聞の記事に出ています。従って、この方は30代ではありますがハイリスクということもありますし、日本でもそろそろ30歳であっても乳がんが出始めますので、一度乳がん健診、特にマンモグラフィーを用いた健診を受けると良いでしょう。

 



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