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2013年2月2日放送

総選挙前から上昇を始めた日経平均株価は、その後も堅調な動きを続けている。そしてこの動きは、2005年9月11日に行われた総選挙=通称・郵政選挙の時と類似している。

郵政選挙の際の日経平均は、投票前の8月1日の1万1906円から、翌年4月7日の1万7563円まで約9ヶ月間、上昇を続けた。上昇幅は5657円、上昇率は約48%だった。

そして今回の〝アベノミクス相場〟も、選挙前から上昇を続け、その後も堅調な地合いが続いている。ただ今回は、選挙前の11月1日から選挙後の1月末までの3ヵ月間で約25%上昇したのに対し、郵政選挙当時は3ヵ月間で約15%の上昇だった。株価上昇のスピードは今回の方が早い。

郵政選挙当時も今回も、マーケットは期待で動いている。特に今回は、選挙前までの閉塞感が強かったため、一段と大きな相場になっている可能性もある。今回の〝アベノミクス相場〟が〝郵政相場〟と同じ9ヵ月間続くと仮定すると、7月頃まで上昇が期待できることになる。全てが〝郵政相場〟と同じになるとは思えないが、類似点が目立つため参考はなるかもしれない。

ドル円、ユーロ円とも、大きな調整もなく円安基調が続いている。ただ、これまでの円安のスピードが速いため、どちらも調整の動きには十分注意したい。

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