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2009年10月3日放送

10月1日、日経平均は7月24日以来となる1万円の大台割れとなった。米ダウは9月22日に年初来高値の9843ドルをつけたが、そこからはじりじりと値を下げている。

先週もご紹介したように、米指標は経済がまだまだ本格的に回復していないことを物語っている。今週発表された指標を確認してみると、ISM製造業景況指数や、シカゴPMIなどは前回値、予想値を共に下回るものになった。また新規失業保険申請件数も予想を下回った。ただ、米GDP確定値が上方修正されるなどすべてが総悲的と言うほどの環境ではない。

そうした中で、株式相場は、ここまで比較的しっかりした動きを見せてきたものの、ここにきて目新しい買い材料がなく、指標も冴えないということで、だれ気味の相場展開となっている。

株がやや軟調になっているため、クロス円には再び売り圧力がかかりやすくなっている。急落する様な環境でもないが、ドル円、ユーロ円共に下方向を見ておきたい。ドル円は9月28日につけた88.23円が下値として意識されている。

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