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2009年7月25日放送

米国株が比較的堅調な動きを見せている。特に顕著なのがナスダック総合指数。23日の上昇で12連騰となり、これは1992年1月以来およそ17年ぶり。年初来高値をも更新して1900ドルを抜けてきた。

ナスダックが強い要因はやはり先週から発表された決算が影響している。マイクロソフトは予想を若干下回ったものの、アップル、インテル、グーグルなどの主力企業は軒並み予想を上回り、ナスダックは上値を拡大した。また今週初めに、ゴールドマン・サックスがS&P500の目標株価を引き上げたことも、弱気ムードを一蹴するきっかけになった。ただ、「商いはそれほど多くはない」との声も聞かれ、積極的に株を買う動きが起こっているとは言い難く、決算悪化を意識して売り込んでいた投資家が、踏み上げられて上に値が伸びているという事情もある。バーナンキFRB議長の議会証言では、「失業率は高止まり、消費支出は減速の可能性がある」「FRBは異例とも言える低金利を長期間継続する見通し」との発言も出ており、まだまだ米経済への懸念は残り、安心して株を買い進められる状況とはやはり言いがたい。

米企業の決算が総じて良好な内容となったことで、ナスダック、米ダウ共に底堅い動きを見せている。それにあわせてクロス円もしっかり。好決算が続いた影響がもう少し残る可能性が高く、そうなれば株も為替も崩れにくい展開が続きそう。

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