榊原・嶌のグローバルナビ


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第425回 2009年3月21日 放送

三元豚、白金豚、プラチナポークなど日本全国にはブランド豚が数多くありますが、神奈川県・藤沢にも評判の豚肉があります。その名は「みやじ豚」。養豚場を営んで35年目の宮治昌義さんと次男の大輔さんが大切に育てている豚を長男で社長の勇輔さんがブランド化、その評判は口コミやインターネットで広がり、地元だけでなく有名レストランなどでも使用されるなど人気は急上昇中です。

一般的に、豚は一つのゲージで30頭前後を育てますが、宮治さんは一つのゲージに一家族だけを育てる「腹飼い」という方法を採用しています。豚はゆったりとした空間でストレスなく育つので、臭みがなく、柔らかい肉になるそうですが、同業者からは「お前の所は空気を飼っているのか?」と言われるほど、常識破りの育て方なのだそうです。

そして、そこまでこだわって育てた豚を、価値ある商品としてプロデュースしたのが宮路勇輔社長。いい商品をつくっているのだから、それに見合う売り方があるはず。そう考え「みやじ豚」ブランドを立ち上げ、自ら直接顧客に販売する仕組みを作り上げました。そんな勇輔社長が目指しているのは、6Kなどといわれる農業を「新しい3K」に変えること。「かっこよくて、感動があって、稼げる」職業にすることです。“小学生の憧れ№1”の職業にするのが夢、とも語る勇輔社長。日本の農業を盛り上げる新世代です。

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