「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#379 青をたたえる南の楽園(バヌアツ) 2018/1/24 O.A.

自然の営みが生んだ青の入り江「ブルーラグーン」

旅の舞台は、オーストラリアの東にある南太平洋の国バヌアツです。バヌアツは、83の島々で構成される島国“世界で一番幸せな国”に認められたことがある楽園です。今回は、バヌアツにある「青の絶景」を巡りました。1日目はバヌアツの首都があるエファテ島を旅しました。まず訪れたのは、人口2万9000が暮らす首都ポートビラ。南国でしか体感できない美しい自然を求めて世界中から観光客が訪れる町です。そんな活気あふれる街で人気なのが中央市場。ありとあらゆる野菜や果物が所狭しと並んでいました。そして、お目当ての青の絶景は、島の東側にある「ブルーラグーン」。海のすぐそばにある入り江は、青白い水がたたえる不思議な場所。潮の満ち引きによって海水と真水が混じり合うことで、美しい青が生まれると言います。さらに、夕方には、真っ赤に染まる夕日の絶景にも出会えました。

巨大洞窟・神秘の滝を大冒険!

2日目は、国内線に乗り、エファテ島から北西へ250キロの場所にあるエスピリットサント島を巡りました。この日は、島の森のアドベンチャー体験をしました。深い森を抜けた先に巨大な洞窟と滝があると言います。早速ネイチャーガイドさんの案内でトレッキング開始。野生のショウガの花や、伝統家屋の部材で使う葉など、珍しい植物を見ながら山道を進みました。そしてたどり着いたのは、ぽっかりと口を開けた巨大洞窟。大きさは、高さ50メートル、横幅20メートル、その内部は真っ暗です。洞窟に入ると足元には濁流が流れていました。洞窟の長さは400メートル、1歩1歩慎重に進みました。およそ30分で洞窟を抜けると、今度は川でキャニオニング。背負っていたザックを浮き袋にして、ゆったりと川を流れて行きます。目指す滝はその先にありました。高さ15メートルの岩壁から流れ落ちるその姿は壮観。滝の絶景を楽しんだ後は天然のシャワーとして汗を流しました。全行程3時間、エスピリットサント島でしか味わえない貴重な自然を満喫しました。

世界に誇る青の泉「ブルーホール」

最終日、エスピリットサント島が誇る2つの「青」を巡りました。まず向かったのは島の北東にある「シャンパンビーチ」。“南太平洋で最も美しい“とも言われています。その昔、海底から気泡が湧き出ていて、その様子がまるでシャンパンの様に見えたことから名付けられたと言われています。シャンパンビーチの砂浜は真っ白、その先に広がっているのは青い海と青い空。このコントラストが、青をより引き立たせていました。そして最後に向かったのは「ブルーホール」。ブルーホールは、透明度が極めて高い水が湖底から絶え間なく湧き出ていることから、常に清らかな水をたたえています。湖畔からは、湖を泳ぐ魚の姿がまるで目の前にいるかのように見えました。さらに、湖に入ってみると、自分の泳ぐ影が18メートル下の湖底へ透けて見えました。南国バヌアツが誇る究極の青でした。