「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#357 いのち輝くサンセットビーチ(西オーストラリア) 2017/7/19 O.A.

1泊目…世界一住みたい街・パース&野生の島・ロットネスト島

旅の始まりは、西オーストラリア最大の都市パース。実はここ、有名雑誌のアンケートなどで「世界一に住みたい街」の上位に常に選ばれる、都会なのに自然豊かな、癒しの街として有名。確かに夏なのに爽やかな風が吹き抜け、景色も食べ物も最高です。そして街中に響くカラフルな小鳥たちの歌声。さらに公園には、なんと野生のカンガルーがピョンピョン飛び跳ねています。街を観て回った後、今パースで大人気の野生の島、ロットネスト島へ。
船で30分。インド洋に浮かぶ、ロットネスト島に到着。今この島に住む、世界一幸せな動物、クオッカが大ブーム。人気の島だけあって人がいっぱいです。島は車が一切禁止されていて、自転車で回ります。最も美しい青い海、サーモンビーチや、360度見渡せる灯台。そして今やコアラや、カンガルーを抜く勢いの人気の動物、クオッカにも会えて最高でした。

2日目 世界屈指の神秘の海 ブルームへ

翌日は、パースから飛行機で2時間半。海の街・ブルームへ。とにかく暑い!実は緯度で言えば熱帯、夏は40度以上も珍しくないそうです。まずはオーストラリアで最も美しいビーチの一つ。22kmも続く白砂のケーブルビーチへ。実はブルームは、世界有数の干満差の激しい海としても有名だそうで、昔から美しい真珠が採れるそうです。かつては多くの日本人も真珠を採るために訪れていて、1000人近くが眠る日本人墓もあります。大正、昭和初期には日本人村も賑わっていたそうです。真珠が育つ、世界屈指の美しい海が最も美しく輝くのは夕暮れ時。オレンジに染まった海を歩くのは、ラクダたち。遠浅の海にラクダツアーの列が鏡のように水辺に映る姿が今、大人気で世界中から旅人がこの絶景を見に集まっています。

3日目〜1億3千万年前、恐竜がいた海へ〜

世界屈指の海、ブルームの絶景は「ラクダと夕日」ともう一つ。太古の昔、恐竜がいたという海岸。昨日行った白砂の青い海と違い、ここは赤土のゴツゴツした岩だらけの海岸。1億3千万年も前にここにいた恐竜たちの足跡が、今もこの岩場にいくつも残されています。当時は岩が柔らかく、恐竜たちが踏んだ巨大な足跡が潮が引いた時にだけ、現れます。パースの青いロットネスト島、ブルームの神秘の海。ここでしか決して見られない、生き物たちの魂が輝く絶景を体感できた西オーストラリアの旅でした。