「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#240 美しき欧州ベストセレクション 2015/1/9 O.A.

“海のピラミッド” 空から見た“モン・サン・ミッシェル”(フランス)

旅の始まりは花の都、パリ。訪れたら必ず回ると言っていい凱旋門から眺めるシャンゼリゼ通り、パリジェンヌの憩いの場セーヌの河岸。そして夜はライトアップできらめくエッフェル塔を満喫します。
翌日からは北部ノルマンディー地方へ向かい、フランス屈指の世界遺産「モン・サン・ミッシェル」へ—。そこで出会ったのは、人類叡智の結晶と言われるだけある、幻想的な海上のピラミッドでした。

船が空飛ぶ入り江“ランペドゥーザ島(イタリア)

目指すのはイタリア最南端に浮かぶ細長い島、ランペドゥーザ島。紺碧の海と真っ白な砂浜から、近年、ヨーロッパのリゾート地としても人気の島です。地元漁師の親子と一緒に海岸線をクルーズし、島が誇る入り江へ。そこで待っていたのは、限りなく透明な海に白い砂の海底に影が映り込み、まるで船が空を飛んでいるかのような不思議な光景でした。吸い込まれそうに青くゆったりと流れる時間に身を委ねました。

大迫力!大地の彫刻 オルデサ渓谷(スペイン)

ピレネー山脈のほぼ中央に位置するオルデサ大渓谷。標高3352mのペルデュ山とともに世界遺産に登録され、雄大な自然の景観美を誇ります。さっそく、ガイドさんと一緒に渓谷の中へ。そこではピレネーの豊かな水が生んだ美しい滝にで会いました。その後、舗装されていない山道を登ること数時間。見えてきたのは、悠久の歳月をかけ、山肌を氷河が削って生まれた美しく壮大な渓谷でした。

フランス一美しい島 ベル・イル残照の奇岩(フランス)

フランス語で「美しき島」を意味する「ベル・イル」。大西洋沿岸に浮かぶブルターニュ地方最大の島で、光の画家モネが絵を描くために滞在したことでも知られています。そんなベル・イルの絶景は「コトン港の針岩」と呼ばれる、荒波の中にそそりたつ、針のように尖った巨岩。名前の由来は、岩にぶつかる波が、泡のように白くなりまるでコットン(綿)のようだからだそう。
目指すのは、針岩に落ちる輝く夕日。そこで目にしたのは、淡い光と波の水しぶきに包まれた幻想的な残照の奇岩でした。

金色の草の海!モラヴィアの夕暮れ(チェコ)

旅の始まりはモラヴィア地方、チェコ南東部位置するキヨフの町。この町に絶景を撮り続けるカメラマンがいると聞き、訪ねることに。カメラマンと向かった先は、丘陵地帯に広がる麦畑の草原。その光景は滑らかで美しい緑の絨毯のようです。
クライマックスは黄昏時。夕日を浴びた麦畑は風と光によって表情を移ろわせながら金色の大地に輝きました。

天空の演説台!驚異の断崖 リーセフィヨルド(ノルウェー)

ノルウェー語で「光のフィヨルド」という意味の「リーセフィヨルド」。中でも、最大の見所は「プレーケストーレン(=演説台という意味)」と呼ばれる、水面から垂直にきりたつ高さ600mの巨大な断崖絶壁です。その頂へ登ると垂直に切り立っているだけありスリルも満点!下を見るだけで思わず足がすくみます。
そして何と言っても、ここからの眺めは、頂きに登った者しか見ることの出来ない、壮大な光景。紺碧の水をたたえ、氷河が大地を削った断崖のフィヨルドはスリルと引き換えに味わうことが出来る大絶景です。

アルプスの白い絶景・白銀の峰「ベルニナ」(スイス)

スイスとイタリアの国境をまたぎ標高4,049mのピッツ・ベルニナ。白銀に輝く氷の尾根から、アルプスで最も美しい山と称されています。さっそく山岳鉄道に乗り、ベルニナ山群の絶景をのぞめる展望台・ディアボレッツへ。出会ったのは氷の彫刻のように優美で壮大な白銀のベルニナ山麓でした。