「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#220 決定版!ハワイ4島大自然スペシャル 2014/8/8 O.A.

オアフ島「最西端の岬“カエナポイント”に沈む夕日」

旅の始まりはオアフ島のシンボル、ダイヤモンドヘッド。頂上まで歩き、ワイキキの街を見下ろします。吸い込まれそうな青い海、豊かな緑に囲まれてそびえ立つビル群はまさに、ハワイ随一を誇るリゾートの風格。大自然と都会的なオアフの二面性を改めて再発見します。ハイライトは最西端の“カエナポイント”。そこは、オアフの中でも晴天の日が多く、夕日がとても美しいんだそうです。そしてまた、アホウドリやアザラシが住むという、野生動物のサンクチュアリでもあります。ところが到着した頃に空は怪しい雲行き。景色を眺めながらのんびり待つこと1時間。空を覆っていた分厚い雲が徐々に晴れ、オアフの西の岬が美しい夕日に輝きました。

カウアイ島「フラのふるさと出会った古の舞」

ハワイ諸島の中で一年を通して最も雨が多いと言われるカウアイ島。まずは秘境ナ・パリコーストへ船で向かいます。雨によって削られた緑色の岩肌はまさに自然が作り出した神秘の彫刻のよう。その後は、ひょんなきっかけで“フラ発祥の地”と言われるカウアイ島ならではの伝統的なフラダンス、“カヒコ”を見ることに。フラの聖地と言われる浜辺で、黄金色に輝く夕日の中で舞う、力強く華やかなカヒコを堪能しました。

マウイ島「太陽の家ハレアカラの朝日」

旅の始まりはオールドハワイとも例えられる “パイア”の街から。サーファーやヒッピーが集う場所でもあります。どこか懐かしい感じの建物が並ぶ通りを抜け、親しみやすいヒッピーと会話が弾みます。そしてマウイ島と言えば何といっても火山“ハレアカラ”。ハレアカラはハワイの言葉で“太陽の家”とも言います。標高3000mの頂上で迎えた朝日は、雲海をバラ色に染め、荒野を暖かくまさに太陽の家に変えました。

ハワイ島 「ビッグアイランドのダイナミック溶岩」

旅のクライマックスは、ビッグアイランドハワイ島。ここの見所は何と言っても火山と溶岩です。まずはハワイ火山国立公園の “ハレマウマウ火口”を見ます。直径1kmもあるという大きな火口からは今も白い噴煙が上がり、火山が活動していることを教えてくれます。火口の中がどうなっているのか見たくなり、急遽ヘリコプターで上空から見ることに。目指すは、世界でも最も活発に活動しているというプウオオ火口。いよいよ、空からその姿を目撃。火口の中では真っ赤な燃えたぎる溶岩が流れ出し、今この瞬間も大地を作り続けています。まるで地球の心臓部分のような光景に、ハワイのダイナミックで力強い大自然を認識させられました。