「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#188 カリマンタンの黄金色の大河(インドネシア) 2013/12/20 O.A.

母なる大河・マハカム川を巡り密林世界へ

今回の舞台は赤道直下の国、インドネシア・カリマンタン島(ボルネオ島)。島の玄関口である港湾都市バリクパパンに到着すると、そこはマカッサル海峡から受ける恩恵に溢れていました。豊富な魚介類で活気に溢れる市場、洗濯、洗い物…、水を生きる源にしている水上家屋の人々。そんな水上家屋に暮らす人々から、カリマンタン島の密林を川で巡る旅があることを教えてもらいました。そこでは川流域に住む人々や美しい風景が広がっていると。交通手段は島最大の河、“マハカム川”。カリマンタン島の奥地に根付く自然と出会いを求めて、早速、マハカム川のジャングルクルーズへ出発することにしました。

水鳥の宝庫“ジュンパンレイク”

ハウスボートと呼ばれる二階建ての船に乗り、マハカム川の旅が始まりました。ここでは24時間交代制で船員が船を動かし、さらに、コックによる食事も味わえます。夜、鬱蒼と茂るジャングルの暗闇に包まれて、船でのディナーが始まりました。船長のマスリーさんによると、マカハム川の支流にあるジュンパン湖の夕焼けはとても美しいということです。是非見たいと、翌日ガイドのエルビスさんに頼んで、早速ジュンパンレイクへ。浅瀬のため、小舟に乗り換えて進むこと数時間、やがて遥か彼方に広がる大平原が現れました。夕刻…。水鳥が一斉に水草に集まり、光り輝く太陽が水平線にゆっくりと溶け始めました。

世界にたった一つ マカッサル海峡の朝日

美しい景色やジャングルの奥地を探訪し、川旅も終了。ガイドのエルビスさんの案内で再び陸での旅を始めることになりました。「最後に見せたいものがある」と連れて行ってくれたのは海岸。ここから世界でたった一つの朝日を見ようと言います。実はマカッサル海峡に登る朝日は世界中でここ、カリマンタンからしか見ることが出来ない特別なものなのです。大海原に太陽が顔を出した頃、エルビスさんが海と川に込めた“水”への思いを語り始めました。