「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#15 太古の贈り物シャーク湾(オーストラリア) 2010/7/23 O.A.

パース

東京からおよそ9時間かけて到着したのは、オーストラリア大陸の3分の1を占める西オーストラリア州の州都、パース。ここは、およそ180年前、イギリス人の入植地として拓かれた町で、19世紀末のゴールドラッシュをきっかけに、世界中から移民が押し寄せ、今の基礎が築かれました。
町の中心部から、少し離れたところにあるキングスパークは、緑生い茂る市民の憩いの場。西オーストラリア特有の珍しい花々などを楽しむことができます。特に、毎年9月には、自生するワイルドフラワーのフェスティバルが開かれ、3000種を超すワイルドフラワーの競演が楽しめるそうです。
日が暮れてから、キングスパークの展望台へと向かうと、パースの夜景が一望できます。自然の美しさと人の手によって造られた美しい風景。ここはどちらも楽しめるパースの絶景スポットなのです。

シャーク湾

パースから、国内線に乗り継いで2時間半で到着したのは、インド洋に面したペロン半島にあり、オーストラリア最大の自然保護区でもあるシャーク湾。絶滅が危惧されるジュゴンが1万頭も生息し、海岸近くではイルカがたわむれ、沖合をクジラが泳ぐ場所です。
さらに、花びらのような小さな二枚貝の貝殻が海岸を埋め尽くすシェル・ビーチもあります。35憶年前にすでに地球上に生息し、初めて酸素を生成、あらゆる生命の生きる基盤を作った地球最古の生物、ストロマトライトが群生する奇跡の海。生命の謳歌に酔いしれる、癒しの旅です。

モンキーマイア

シャーク湾での滞在を最大限に楽しむため、モンキーマイア・ドルフィン・リゾートに滞在。ここでは早朝、ビーチにやって来る可愛らしいイルカたちと対面という、楽しみがあります。
旅の最後、とっておきの絶景スポットへ足を運びます。シャーク湾の豊かな海に暮らす海洋生物の姿を眺められるという岬。いったいどんな生物たちの姿が見られるのでしょうか…