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2012年12月03日放送

#10「目からウロコの!東京湾さかな旅」

出演
金子貴俊、眞鍋じゅんこ、木村郁美(TBSアナウンサー)

世界でも類を見ない大都会の入り江、東京湾。実は今でも世界的な魚の宝庫なのです。昔から「江戸前の魚」として親しまれてきた魚はその数なんと100種以上!金子さん一行が、東京湾の“隠れた漁場”を訪ね歩き、その意外な「秘密」やとっておきの江戸前の「味」を堪能する、江戸前さかな旅にでます。

<東京の漁師町・羽田のシジミ漁師さんは国際派!>

多摩川沿いの船着き場で出会ったシジミ漁師・鈴木さんは七代目。

多摩川沿いの船着き場で出会ったシジミ漁師・鈴木さんは七代目。江戸時代から続く「シジミの腰巻漁」を今も続けています。海に浸かり、爪のついた籠を腰で引いていきますが、これはかなりの重労働。

羽田のシジミは甘味たっぷり、粒も大きいのが特徴。鈴木さんが営む料理屋さんにおじゃまして、羽田のシジミを堪能させていただくことに。シジミの味がダイレクトに伝わる「酒蒸し」、そして「シジミの味噌汁」。

「最初にお汁をご飯に少しかけて食べてみてください」。これには金子さん、思わず大興奮!

これには鈴木さんおすすめの味わい方があるそうで…。

「最初にお汁をご飯に少しかけて食べてみてください」。

これには金子さん、思わず大興奮!

そこに突如現れた金髪の美女。鈴木さんの奥様でロシア人のアリョーナさんと娘のミカエラちゃん。

そこに突如現れた金髪の美女。鈴木さんの奥様でロシア人のアリョーナさんと娘のミカエラちゃん。

ハバロフスクに旅行した鈴木さんが猛アタックの末、ゴールインしたそう。

<横浜・柴漁港のブランド・アナゴ>

アナゴ漁師の斉田さんにアナゴ漁で使う仕掛けを見せてもらいました。

「ここのアナゴは全国寿司ネタランキングで4位に選ばれたほどですから…」と眞鍋さん。

アナゴ漁師の斉田さんにアナゴ漁で使う仕掛けを見せてもらいました。一度入ったら出られない仕組みのプラスチックの筒。中には冷凍イカの餌が。この「穴子筒」を週に2回、600本仕掛けるそうです。

おすすめの食べ方はなんといっても七輪で焼く「白焼き」。味付けはお塩だけです。

「特徴は絹のような手触り」と斉田さんが話す「金アナゴ」。おすすめの食べ方はなんといっても七輪で焼く「白焼き」。味付けはお塩だけです。

さらに一行は、斉田さんおすすめのお寿司屋さん「かねへい」へ。「柴で上がったもの」だけでつくる「地魚寿司」がご主人のおすすめです。この日はアナゴ、カワハギ、クルマエビなど9種類のネタが並びます。

「柴で上がったもの」だけでつくる「地魚寿司」がご主人のおすすめです。

眞鍋さん「以前の取材で、銀座のお寿司屋さんに『江戸前のネタばかりで握るとおいくら』と聞いたら1万5千円くらいといってましたよ」。銀座の相場は約3倍!お得ですねぇ。

<横須賀・観音崎 江戸前のタコ釜飯>

地元で“神の島”と呼ばれる安浦港の猿島の周辺。江戸前のタコの絶好の漁場です。タコを捕って60年の漁師、柴崎さん。タコの習性を利用し、タコ壺にカニを入れてとります。この時期の東京湾のタコは身が締まっておいしいんだそう。

小ぶりの江戸前タコをたっぷり使うのがコツだそうで、ごはんが鮮やかな桜色になるんだそうです。

食事処「鴨鶴」さんの名物「タコ釜飯」には、小ぶりの江戸前タコをたっぷり使うのがコツだそうで、ごはんが鮮やかな桜色になるんだそうです。

<千葉金谷漁港 黄金アジと幻のカニ>

小さいながら江戸前の魚が豊富な金谷漁港。タイ、イワシ、カワハギ、なんとマンボウまで!そして、黄金に光る黄金アジ!

ここでは、全国的にも珍しい独特のセリが行われていました。

ここでは、全国的にも珍しい独特のセリが行われていました。

入札に来た人たちは、小さな木の札をもって、何やら見られないようにこそこそ。狙った魚と金額を書き入れると、パソコンを折りたたむように閉じて提出。そして、一斉にオープンし、競り落とすというめずらしい方式です。

お店の水槽にはなんと西伊豆・戸田名産のタカアシガニがいるではありませんか。

黄金アジを競り落とした齋藤さんは地元の料理屋さん。

お邪魔すると、お店の水槽にはなんと西伊豆・戸田名産のタカアシガニがいるではありませんか。金谷漁港でもけっこう上がるんだそうです。

いただくのは黄金アジを贅沢に5尾も使った「黄金定食」。定番のアジフライも分厚くて絶品!

いただくのは黄金アジを贅沢に5尾も使った「黄金定食」。定番のアジフライも分厚くて絶品!

<アクアラインのたもとで海苔漁>

木更津は東京湾でも貴重な干潟が残る漁師町です。斉藤さん親子に出会いました。

作業で履く「ノリ下駄」を履いてみた木村アナ。

作業で履く「ノリ下駄」を履いてみた木村アナ。江戸前ってわけでしょうか「おいらん」のようにしか歩けませんね。

海苔漁は11月中旬からが最盛期。この時期の海苔は「一番海苔」と呼ばれ味も格別なんだそう。斉藤さんに、昔からの海苔漁師が弁当としてもっていった漁師メシを教えていただきました。

一番海苔とゴハンに、カツオ節を入れてすまきに。その形から「鉄砲巻」と呼ばれるそうです。

一番海苔とゴハンに、カツオ節を入れてすまきに。その形から「鉄砲巻」と呼ばれるそうです。

大都会の足元の豊かな大自然の海、東京湾。まさに目からウロコがポロポロ!の3人でした。

今週の「それおも」スポット

居酒屋「竹の子」

東京都大田区羽田4-4-20
電話:(非公開)
アクセス:穴守稲荷駅より徒歩2分
営業時間:17:30〜23:00(L.O) 定休日:日曜日

すし処 かねへい

神奈川県横浜市金沢区柴町345-79 電話:045-788-3388
アクセス:海の公園柴口駅より徒歩7分
営業時間:月〜金 11:30〜14:00/16:30〜21:00 土・日 11:30〜21:00
定休日:水曜日(水曜が祝日の場合翌日)

鴨鶴

神奈川県横須賀市鴨居3-6-3
電話:046-841-0731
アクセス:浦賀駅より車で6分
営業時間:11:30〜14:00/17:00〜21:00 定休日:水曜日

磯料理 マルゴ

千葉県富津市萩生1170
電話:0439-69-8139
アクセス:竹岡駅より徒歩3分
営業時間:11:00〜18:30 定休日:火曜日

柴漁港名産直売所

神奈川県横浜市金沢区柴町397
電話:045-785-6161
アクセス:海の公園柴口駅より徒歩5分
営業時間:13:30〜16:30【電話は8:30〜12:00まで】
毎週日曜日と祝日に営業(しけで出航できない時は中止)