新・地球絶景紀行
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#24 ペルー・アレキパ 郷愁のペルー富士
2020年4月1日放送

①白い街アレキパ・地震の歴史
ペルー第2の都市・アレキパを旅します。
ここは世界遺産にも登録されている白く輝く美しい街。かつてスペインに統治された歴史を持つ旧市街はヨーロッパの雰囲気を感じられます。
そんなアレキパは9つの火山に囲まれた地域で、幾度も大地震に見舞われたという歴史があるそう。2001年には街のシンボルとなっている「アレキパ大聖堂」の鐘楼が倒壊したほどだったとか。
街が倒壊する度に使われていたのが、近くの火山から採石されるシジャールと呼ばれる白い火成岩。 真っ白な街は地震と戦ってきたアレキパの歴史そのものでした。
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②白い街のカラフルな修道院
街を散策していて立ち寄ったのは「サンタ・カタリナ修道院」。
ここは400年もの間 外の世界と隔離されていた場所。最盛期には500人もの修道女が住んでいたといい、50年前にようやく一般公開されたそうです。約2万平方メートルという広大な敷地の中には赤や青の壁が立ち並び、とてもカラフル。
「修道女たちが長い歳月をかけて作り上げた、白い街の中のもう一つの街がこの修道院。これもアレキパの魅力なのよ」とガイドさんは語ってくれました。
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③まるで富士山 ミスティ火山
旅のゴールはペルーの富士山こと「ミスティ火山」。
これまで500回もミスティ火山に登ったことがあるというブラドさんに朝日が見られる場所に連れて行っていただきました。
街を出発してから2時間、淡い朝焼けの中にたたずむミスティ火山。やがて…稜線が次第に明るくなり、アレキパの街に朝日が登ります。
「ミスティは時として大地震を起こすけれど、その度に乗り越えてきたアレキパの人々にとって人生が何かを教えてくれる神のような存在なんだ」とブラドさんは教えてくれました。
日本人が富士山を愛するように、アレキパの人々はミスティを愛する。富士山そっくりの山に会いに行ってみたら、地球の裏側で郷愁の絶景に出会いました。
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