THEナンバー2

毎週月曜22時オンエア

綺羅星の如く、日本史を彩る名将たち。 私たちがよく知る歴史の表舞台、 その陰には常に「ナンバー2」の存在がありました。いわばそれはもうひとつの「歴史物語」。

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勝海舟

ゲスト:加来 耕三


日本企業における英語公用語化が叫ばれ、ますますのグローバル化が進み、国際人・国際感覚が求められる昨今。今、注目されている男がいる。
幕末から明治にかけて、常に時代の風を読み、突き進んでいった男。その発想と行動力はまさに歴史を動かし、幕臣でありながら260年続いた徳川幕府の幕を引いたのです。今回のTHEナンバー2は勝海舟の生涯に迫ります。

勝海舟VS・・・・  第一ラウンド 貧しさとの闘い!

勝海舟は貧しい少年時代を過ごしました。勝家は旗本ながら禄高たった41石の小普請組。海舟23歳のとき、「これからは剣術じゃない。蘭学だ」そう考え、蘭学の修行を始めます。しかし、なんといっても貧しい身。ここで海舟は持ち前の発想と行動力を発揮します。
蘭和辞書を1年かけて2部筆写。1部は自分のために、もう1部は売って金を作るため。勉学と家計を助ける一石二鳥の手。さらに、その知識を基に私塾を開き、これが大繁盛。ペリー来航の10年も前、時代を先読みした海舟の勝利でした。


勝海舟VS・・・・ 第二ラウンド 偏見との闘い!!

1860年、日米修好通商条約のため使節団の護衛として、咸臨丸に乗り込み渡米。そこでは、カルチャーショックの連続でした。帰国後、海舟は全国から優秀な人材を集め、海軍学校の創設を構想します。しかし、幕府閣僚たちは一斉に反対。「長州人の入学など認めない!」当時、「藩」という枠組みによる区別・差別の意識は依然強かったのです。「反幕府の巣窟」
そんなレッテルを貼られ、海舟の夢を託した海軍学校は時代の波に飲まれわずか一年の後に閉鎖されてしまうのでした。

勝海舟VS・・・・第三ラウンド 己との闘い!!!

勝海舟、最大の闘いが江戸無血開城です。海舟は幕臣でありながら、自ら江戸幕府の幕引きをしたのです。しかし、そこには止められない時代の流れがあり、すべては「日本」のためを考えた結果だったのです。裏切り者と評された海舟ですが、実は旧幕臣の就労先の世話や生活保護を30年以上にわたって続け、徳川幕府の終わりを最後まで見届けたのです。
勝海舟の人生は闘争の生涯でした。「行動力」の伴った「先見性」が、国を動かす。勝海舟は今の時代にも必要とされる偉大なナンバー2だったのです。


貧しい家に生まれ、性格は短気でへそ曲がり。
そんな勝海舟の浮上のきっかけは「蘭学」との出会い。
武術でなく蘭学の道へ進んだことにより新しい扉が開かれたのです。
その後、幕府で出世するも,へそ曲がりは相変わらず。
おかげで"味方も多いが敵も多い"わけですが 
そんな勝海舟が江戸開城という最重要交渉を幕府から任されるなんて 
やはり彼は不世出の人材だったのでしょうね。
時代の荒波の中でも際立つキャラの濃さです!