THEナンバー2

毎週月曜22時オンエア

綺羅星の如く、日本史を彩る名将たち。 私たちがよく知る歴史の表舞台、 その陰には常に「ナンバー2」の存在がありました。いわばそれはもうひとつの「歴史物語」。

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石田三成

ゲスト:堺屋太一 / リポーター:前川泰之

天下人・秀吉。その天才的な発想と戦略を実行したのが石田三成。三成と秀吉の出会いは1574年頃。鷹狩りをしていた秀吉が喉の渇きを潤すために寄った寺に小姓として働いていた。その時、温めから熱いお茶へと3杯のお茶を出した三成の心遣いに感動した秀吉は、三成を召抱える。三成の手腕が最も発揮されたのは秀吉の天下統一の後。石高250万石の大大名・徳川家康にわずか19万4千石の身分で真っ向勝負を挑んだ関が原の戦い。ゼロから家康打倒を目指した三成の作戦こそ、日本高度成長を支えた日本型プロジェクトメーキングの元祖だったといえる。秀吉死後、三成が描いた天下分け目の関が原までの驚愕のシナリオとは?

小川知子が見た“ナンバー2”

「THE ナンバー2」の第一回を飾る人物としては少々意外でした。 だって あまりにもイメージの悪い人物。 "権力欲のかたまり""ズルい男"などなど とにかく悪役でした。 でも 放送が終わり三成の人生を振り返った後には とても頭脳明晰で そして生真面目な人だったのではないかと印象が変わりました。 明晰すぎて家康に嫌われ 生真面目すぎてさらに家康に嫌われたのかもしれませんね。 優秀すぎて人に嫌われるって理不尽な気がしますが  そういう人ってみなさんの周りにもいませんか?

この第一回のゲストは 堺屋太一氏。 三成を「日本式のプロジェクトメーキングのお手本」とたたえ  わずか19万石の三成が254万石の家康を相手に関ヶ原を戦ったその手腕を解説。 お金や地位や人出がなくてもアイデアや情報を駆使して 秀吉への忠義を貫いた生き方を振り返ります。 「名もなき一人の男が大事を成し遂げる」これって現代にも通じるところがありそうです。