2021年12月25日(土)放送

福井・勝山 石がたり 〜石から読み解く中世・近世のまちづくり〜 福井県

福井市と勝山市に残る、巨石を操りつくられた中世の仏教都市「平泉寺」と城下町「一乗谷」です。頑強な石を配備した設計は巨石文明を想起させ、見るモノの目を見張らせます。日本の他所に例のない石の巨大都市はいかなる情熱で建設されたのか?巨石の偉容から紐解きます。

日本ワイン140年史 〜国産ブドウで醸造する和文化の結晶〜 茨城県・山梨県

「日本ワイン140年史〜国産ブドウで醸造する和文化の結晶」
明治時代の殖産興業政策下、本場に負けない国産ワイン造りに舵を切った地域がありました。山梨県の甲州市(勝沼)と茨城県牛久市です。ほぼ同時期に別々に起こったワイン造りは見事に華開き、今や日本ワインは本場ヨーロッパでも認められるほどに成長しました。数千年のワイン文化にわずかな時間で追いついた生産者たちの情熱を探ります。

かさましこ 〜兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”〜 茨城県・栃木県

東日本を代表する焼き物「益子焼」に、兄貴分にあたる焼き物があります。笠間市を中心に発展した笠間焼です。江戸時代、笠間藩のとりたてから発展した笠間焼に遅れること約100年、益子焼は、ある偶然から誕生し、両産地ではともに人間国宝を輩出し、それぞれの情熱をわかちあって共に歩んでいます。全国の陶芸作家が一目を置く焼き物の歴史を紐解きます。