第10話【最終回】「炎に消えた黄門様(八戸)」 2017年12月6日(水)放送

脚本:尾西兼一
監督:矢田清巳

みどころ

いよいよ最終回!
ゲストには、女優・松坂慶子さんが登場。役どころはなんと、ご老公様の初恋相手!変わらない美しさを誇る松坂さんが、最終回に花を添えます。
また、劇中で松坂さんが作っている「南部姫毬」は、八戸に伝わる名産品の一つ。平安時代に子どもたちの遊び道具として生まれた手毬を観賞用にしたもの。糸を幾重にも巻き上げ、菱形や三角形を組み合わせた色鮮やかな模様を施している「南部姫毬」は、飾られた家の邪気を払いながら色あせていく、その家のお守り。結婚や出産のお祝い品としても重宝されている。

あらすじ

ついに八戸藩にたどり着いた光圀(武田鉄矢)一行。だが、領内では捕り方がいたる所で光圀たちを捕縛しようと狙っている。藩主・南部直政(石黒英雄)のお国入りを控え、家老・梶川修理(石橋蓮司)は、早く光圀たちを始末しようと焦っているのだ。
そんな折、蛇骨の升六(中村嘉葎雄)らの罠にかかった光圀たちは、多勢に無勢で絶体絶命の危機に陥る。しかし!記憶を取り戻した詩乃(篠田麻里子)が、身体を張って光圀を守り、命からがらある庵に落ち延びていく・・・。
そこで光圀は、若かりし頃、想いを寄せていた直政の母である霊松院(松坂慶子)と再会。霊松院と旧友を温めるのもつかの間、梶川の悪政の数々を知る。
一方、霊松院の庵に光圀が逃げ込んだことを嗅ぎつけた梶川は、升六らに直政を襲わせ、同時に霊松院の庵にも火を放つよう命じる。
この梶川の動きを察知した光圀たちは、最期の悪党退治のために動き出す!

ゲスト

松坂慶子
霊松院 役

八戸藩主・南部直政の母。前藩主・直房逝去に伴い落飾。出家光圀とは若かりし頃、恋仲だった。

石黒英雄
南部直政 役

八戸藩主。家老・梶川の悪事を知らず、江戸から八戸へ戻ってくるが、命を狙われる。

加弥乃
たき 役

亡き新太郎の家で下働きしていた娘。新太郎とは末を誓いあった仲。霊松院に仕えている。

佐野泰臣
大川新太郎 役【回想】

八戸藩主。柳沢吉保・梶川の悪事を暴くため江戸を目指すが志半ばで命を落とす。

石橋蓮司
梶川修理 役

八戸藩家老。悪事を知る光圀のことを懼れて命を狙う。江戸から戻る直政をも手にかけようと企む。