毎週土曜 よる9:00~9:54

#54 「尾瀬 晩夏の麗峰 燧ヶ岳・会津駒ヶ岳【2時間特別編】」(9月20日 放送)

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稀少な動植物を有し、国の特別天然記念物、そしてラムサール条約の登録地ともなっている尾瀬。童謡・唱歌「夏の思い出」に歌われたことで、戦後、大ブームとなり、その人気は今も続き、年間30万人以上もの人びとが訪れています。

2千メートル級の山々が連なる豊かな山岳地帯でもあり、今回はそのうちの2座、東北最高峰であり、尾瀬のシンボルである雄々しき燧ヶ岳(標高2356m)と山上の楽園とも呼ばれる高層湿原を擁する優美な会津駒ヶ岳(標高2133m)の頂きを目指します。

【 ロケ日: 8月18日~22日 】

見どころ
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尾瀬が人びとに知られるようになったのは日本近代登山の黎明期、今からおよそ100年前のことでした。

今回、尾瀬の2つの秀峰を目指すのは、奇しくも今年創設100年目を迎えた宝塚歌劇団のOG、姿月あさとさんと渚あきさんの2人です。

2人は、これまで幾度となく危機にさらされてきた尾瀬の歴史や、自然環境を守り続けた人びとの思いに触れながら旅をします。彼女たちが目にした、雲上に広がる美しい湿原と池塘は、まるで宝石箱のようにきらめいていました。

また2人は登山の合間に、燧ヶ岳と会津駒ヶ岳に抱かれた山村、檜枝岐村に伝わる伝統芸能「檜枝岐歌舞伎」を鑑賞しました。それは村の人びとによって、神と崇める燧ヶ岳と会津駒ヶ岳、2つの山へ奉納するため年に2回催されているいわゆる村歌舞伎。270年にわたって行われてきた伝統の舞は、人生の多くの時間を舞台に生きてきた姿月さんと渚さんの心にも深く響きました。


取材後記
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♪手をつないで歩いた海岸線~はなくとも、
♪はるかな尾瀬、遠い空~ を満喫した今回のロケ。

ミニ尾瀬公園にて名物!? 「サンショウウオジェラート」が
売り切れで食べられなかったことが心残りでしたが、村歌舞伎を鑑賞するなど
登山以外も充実したロケで忘れがたい「夏の思い出」となりました。