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#5 「屋久島 命を紡ぐ悠久の森・宮之浦岳」(5月11日 放送)

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鹿児島県の離島、屋久島。面積8割が森で覆われている。樹齢数千年の杉をはじめとした、悠久の時が作り出した美しい自然は、日本で最初に世界自然遺産に登録された。 豊かな森には豊かな土壌と思われているが、屋久島を形成しているのは、花崗岩。6300年前、火砕流によって島の生き物が絶滅したというが、それから長い年月をかけて現在に至った。その理由は…!?

「ひと月に35日 雨が降る」と言われるほどいう屋久島。麓が晴れていても、山の頂から雲がなくなる事は ほとんどないという。そんな環境のため、孤島にも関わらず豊富な水に恵まれ、一滴の水から命が生まれるのだ。

屋久島で最も豊かな森と言われる白谷雲水峡。600種を超える苔が存在するという森に、その謎が隠されていた。土の無い場所を苔が覆い尽くした事で、苔に生命の種が飛来し、根付き、育っていったという。

屋久島と言えば、「杉」。実は、杉と苔は相性が良く、通常の杉は長くて寿命500年と言われているが、この地に生きる杉は樹齢1000年を超えるものが多い。1000年を超える杉を「屋久杉」という。

杉は地中から水を吸い上げ、葉っぱから出た水が水蒸気になって森を満たし、空へのぼり雲となり、雨となって森へ戻ってくる。このサイクルが循環することで、土壌が悪くても長い年月をかけて豊かな自然が形成される。

降りしきる雨と苔によって育まれる屋久島の命。しかし、最後に必要なのはやはり太陽。屋久島の自然の謎を追いながら、“シンガーソングハイカー”加賀谷はつみが命の輝きを求め「洋上アルプス」の異名を持つ九州最高峰の宮之浦岳(1,935)を目指す。