BS-TBS開局20周年記念ドラマ「税務調査官・窓際太郎の事件簿 スペシャル」

BS-TBS開局20周年記念ドラマ「税務調査官・窓際太郎の事件簿 スペシャル」

あらすじ

世田谷南税務署の窓辺太郎(小林稔侍)は「窓際」と呼ばれている。もともとは国税局の査察課長という要職にあったのだが、ある事件の捜査中に部下を死なせてしまい、その責任を問われてヒラの税務署員に大左遷されたのだった。しかし、太郎にはもうひとつの顔があった。難事件があれば命を受けて悪を懲らしめる、陰の税務調査官なのだ。

ある日、森村(北村総一朗)のもとに、国税局を辞め宮古島に移住していた元・部下の滝山(井上康)から電話が入る。滝山からの電話は「マムヤ…」の一言を残して途切れた。東京で遺体で発見された滝山の死は、自殺として処理された。
それから1か月後。東京国税局署員の椿薫(麻生祐未)から太郎に、叔父の森村がいる宮古島に行って欲しいという依頼が入る。元・部下、滝山の死を疑問に思った森山は、宮古島に行っていたのだ。
宮古島の森山のもとへ向かった太郎。空港に到着すると、森村とともに出迎えてくれたのは、宮古島観光協会の藤波千晶(矢作穂香)。森村と太郎は移住希望者として千晶に案内をしてもらいながら、現地での調査を開始する。千晶の話によると、宮古島の開発には民自党の大物代議士・大熊雄之助(本田博太郎)が深くかかわっているようだ。

滞在先の「オーシャンズリゾート宮古島」に到着した一行。ダイビングインストラクターとして施設で働く高梨浩平(中山優馬)が千晶に声をかけてくるが、二人の間には何かギクシャクした空気が…。原因はどうやら島の開発に関することらしい。

今から一年前、宮古島では大型エネルギー供給施設の建設工事が決定。建設工事は地元の来間建設が落札したが、市議会の赤塚俊三郎議員(今井朋彦)ら自然保護派が反対運動を繰り広げ、着手期限を前に現在工事は頓挫しているという。来間建設の社長・来間(勝矢)や千晶ら開発推進派。対する自然保護派の赤塚議員や東京環境科学大学准教授の蓑田信子(黒坂真美)、浩平たち。そして、1か月前に死んだ滝山も自然保護派の一員だった。

対立のなかに浮かび上がってきたのは、千晶の過去、宮古島に古くから伝わる「美女マムヤの伝説」…。そしてまた一人、関係者の遺体が!事件と「マムヤの伝説」の関係は?森村も緊急搬送?!事件の黒幕を探るべく、太郎は動き出す…。果たして事件の真相は…。太郎は黒幕を暴くことができるのか?!