にっぽん歴史街道

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2011年6月16日

唐津街道〜玄界灘をのぞむ海の道〜

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今回は、北九州小倉から佐賀県唐津までの唐津街道を旅します。
九州北部は古代より、大陸との交流が盛んだったため、食文化や建築、伝統工芸など様々なものが大陸の影響を受けたことがわかります。
さらに「漢委奴国王」と記された純金製の金印が発見され、その謎を驚くべき考察力で解いた儒学者・亀井南冥も唐津街道で活躍しました。
そして豊臣秀吉も大陸への野望を抱き、街道にその足跡を残しています。

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本就寺(ほんじゅうじ)

小倉にあるこのお寺には、豊臣秀吉が食事をしたという太閤膳が保管されている。文禄元年(1592)、関門海峡を航行中に座礁、難を逃れた秀吉は小倉に上陸しこの太閤膳で食事をし、拝領したと伝えられている。(宗門の庇護者・加藤清正の命日の5月23日のみ、一般に開帳。)
住所:福岡県北九州市小倉北区清水5-8-7
TEL:093-561-3157

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勝屋酒造(かつやしゅぞう)

街道沿いの赤間宿にある、寛政2年(1790年)創業の老舗酒屋では、当時平均寿命が40才の江戸時代において、85才という長寿を果たした貝原益軒が愛飲していたお酒を復元。7種類の生薬を使い完成させた。益軒は著書「筑前続風土記」の中で"宗像郡赤馬(赤間)に作る白酒、諸方に勝れたり"(宗像郡赤間で造られる白酒は全国のなかでも優れている)と当地の酒を高く評価。
住所:福岡県宗像市赤間4-1-10
TEL:0940-32-3010

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筥崎宮(はこざきぐう)

筥崎八幡宮とも称し、日本三大八幡宮に数えられます。海外との交流の門戸として重要な役割を果たしてきた。鎌倉中期、蒙古襲来(元寇)のおり、俗に言う神風が吹き未曾有の困難に打ち勝ったことから、厄除・勝運の神としても有名。豊臣秀吉はここに千利休らを呼び茶会を開いたという。千利休が奉納した石灯籠が今も残る。
住所:福岡市東区箱崎1-22-1
TEL:092-641-7431(社務所)

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名護屋城(なごやじょう)

豊臣秀吉の文禄・慶長の役に際して出兵拠点として築かれた城。城の面積は約17ヘクタールにおよび、当時では大坂城に次ぐ規模を誇った。周囲には130以上に上る諸大名の陣屋が構築され、全国から20万人を超える人々が集ったという。秀吉も1年あまり在陣した。
住所:佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3(博物館)
TEL:0955-82-4905

今回訪れた街道

洋々閣(ようようかく)

明治26年創業の純和風旅館。日本人の観光客だけでなく、海外からの観光客も多く宿泊する。唐津焼の器に、季節の旬をいただける。
住所:佐賀県唐津市東唐津2-4-40
TEL:0955-72-7181

百年床 宇佐美商店(うさみしょうてん)

北九州の台所と呼ばれる旦過市場の中にある。百年ものの糠床で炊く、小倉の郷土料理「ぬかみそ炊き」を味わえる。糠床で炊いたさばやイワシは、ご飯だけでなく、お酒の肴にも相性抜群。
住所:福岡県北九州市小倉北区魚町4-1-30(旦過市場内)
TEL:093-521-7216

和創彩肴 喜家(きっか)

博多中洲にある喜家では、福岡の郷土料理を昔のままに再現している。がめ煮はすっぽんを使って瓶で食べていたことが、その名の由来の一つ。ここでは"昔ながら"のがめ煮を味わえる。
住所:福岡県福岡市中央区西中洲2-14 フジクラビル1F
TEL:092-737-1770

中里太郎右衛門陶房
(なかざとたろうえもんとうぼう)

大陸より伝わったとされる伝統の唐津焼を400年以上継承する中里太郎右衛門。現在十四代が受け継いでいる。陶房だけでなく十二代、十三代の作品も展示されている陳列館もあり、その場で購入することも可能。
住所:佐賀県唐津市町田3-6-29
TEL:0955-72-8171