女子才彩

目覚ましい女性たちの社会進出、そして晩婚化・・・ライフスタイルの変化に伴い今、不妊治療に取り組む女性が増えています。実に夫婦の１０組に１組は不妊症というデータもあります。その悩める夫婦達をサポートしているのが大阪で産婦人科医として活躍する田口早桐先生です。

田口先生の元には毎日８０人もの患者が訪れ、医療技術のサポートを受けるだけでなく、不妊ストレスの悩みなどを相談する患者もいます。それは田口先生自身が不妊治療の一つ、体外受精で子供を授かった経験を持つからです。田口先生自身も不妊治療に取り組む中で、子どもが出来ないイライラ感や焦りなど不妊ストレスと戦ってきました。その経験の中で田口先生が辿り着いたのが「一喜一憂せず淡々と治療を続けていこう」という境地でした。不妊はともすれば長い距離を走らなければならないこともある、だからこそ喜びも悲しみも過剰反応することなく、淡々とこなしていけば良い・・という気持ちです。こうした経験が不妊に悩む女性たちに勇気と希望を与え続けているのです。

番組では田口先生の不妊治療奮闘記を交えながら、患者と真正面から向き合う医師としての生き方に迫ります。