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5月10日放送 / 5月17日(再放送)
「高齢者の記憶を残し伝えるメッセンジャー」
ゲスト:瀧澤尚子さん(NPO法人「昭和の記憶」代表理事)
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たくさんの兄弟やちゃぶ台を囲んでの食卓、そして戦争の記憶…高齢者が歩んできた道には様々な歴史があります。その歴史の1ページを伝えていくために高齢者の記憶を引き出し伝えていこうとしている女性、それがNPO[昭和の記憶]の代表理事を務める瀧澤尚子さんです。

瀧澤さんは老人ホームなどの高齢者が集まる場所に出向き、一人一人の昔話に耳を傾けています。その記憶を呼び起こすために使っているのが絵葉書です。絵葉書には昭和初期の食卓の様子や学校の風景、また紙芝居やベイゴマで遊ぶ子供たちなどの昔懐かしい様子が描かれていて、高齢者とのコミュニケーションを取りやすくするために瀧澤さんが考案しました。この活動を昭和の記憶では"聞き書き"と呼んでいて、一人一人の記憶を書きとめ、1冊の本にまとめるのを目的としています。そして製本したものを老人ホームなどの施設へフィードバックし、若い介護士などのコミュニケーション手段として役立ててもらっているのです。

弱冠28歳の瀧澤さんが高齢者の記憶にこだわり続ける理由、それは今は亡きおばあちゃんとの思い出の中にあります。瀧澤さんを今の活動につなげたおばあちゃんへの思いとは何なのか?その原点に鋭く迫ります。

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