2019.2.19
復元師・繭山浩司さんが修復しているのは、江戸時代の磁器「古伊万里」。これまでに5000点を超える陶磁器の修復を手掛け、修復では日本一と評されるプロの復元師です。そんな繭山さんのところに持ち込まれた古伊万里の破片はオーストリアの古城で発見されたものでした。
およそ70年前、旧ソ連軍がこの城を接収した際に破壊したものだといいます。調査しているのは、学習院大学の荒川正明教授。中には、日本の重要文化財に相当する価値の高いものも複数含まれていることがわかりました。今後は、日本での修復作業を経て、美しい姿に蘇らせて、お城に戻したいと考えています。