2018.10.01
文豪・志賀直哉が書いた小説「城崎にて」で有名になった温泉街、兵庫県・城崎で「地産地読」という新しい文学の試みが行われています。
志賀直哉来湯100周年を記念して立ち上がった地元のNPO法人が本で町を活気付けようと、人気作家に城崎を題材とした本を執筆して貰い、それを城崎の公共施設や温泉、旅館の店頭のみで販売するという「地産地読」という試みを展開しているんです。
地産地読の本は城崎でしか買えないことからお土産として購入されるケースも多いんだそうです。
万城目学さんの小説「城崎裁判」は温泉に浸かりながらでも読めるよう、耐水性の高い紙とタオル地のカバーになっています。
湊かなえさんの小説「城崎へかえる」はカニの足を見立てた筒状のケースから本を取り出す仕組みでできています。
先月行われたトークショーでは、第4弾として人気ユニット「tupera tupera (ツペラ ツペラ)」による城崎を題材にした絵本を制作する事も発表されました。
問合せ先
NPO法人本と温泉(城崎温泉旅館組合内)
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島78