榊原・嶌のグローバルナビ


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第458回 2009年11月7日 放送

お気に入りのアーティストをCDデビューさせたい!そんな想いから生まれたファンドがあります。ファンが投資をしてアーティストの音楽活動を金融面からサポートする音楽ファンドです。集めた資金はCDの制作や宣伝などに使い、その販売額に応じて収益を分配する仕組みです。一口1000円〜という小額な投資のため、ファンも気軽にアーティストの成長を共有することができます。CDが売れなければ、元本割れのリスクもありますが多くの個人投資家は、好きなアーティストを応援することに価値を見出しているといいます。この応援型ファンドを手がけているのがミュージックセキュリティーズ。元バンドマンの小松社長が2001年に設立したベンチャー企業です。

ミュージックセキュリティーズが手がけるアーティストにAK-69がいます。9月に発売したアルバムが並み居るメジャーアーティストを押しのけ、ヒットチャートのトップ10にランクイン。ライブも連日満員という人気急上昇中のヒップホップアーティストです。「自分のやりたい音楽を押してくれたのがミュージックセキュリティーズだった。」そう話す彼は、売れない時代からミュージックセキュリティーズとファン(投資家)とともに歩んできたのです。

ミュージックセキュリティーズでは現在、音楽ファンドの仕組みを応用した新たなファンドを続々と立ち上げています。おいしい日本酒を残したいという想いから生まれた「純米酒ファンド」、天然藍染めジーンズを残そうとする「ジーンズファンド」、そして漫画「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターグッズを製作・販売する予定の「妖怪ファンド」まで。全てに共通するのは、投資資金が使われる対象が「応援したい」「守りたい」と投資家が共感できるものであることです。がんばれ!という想いを託されたお金が、人と人をつなぎ、伝統を守り、地域の活性化にも一役買う…それがミュージックセキュリティーズの応援型ファンドです。

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