榊原・嶌のグローバルナビ


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第429回 2009年6月13日 放送

長引く不況で地域経済が疲弊しています。その担い手の中心である中小企業にとって、経営環境の厳しさはひとしお。それだけに、その経営を助け、支える役割を果たす存在として、地域金融機関への期待は膨らんでいます。

そうした中で静岡銀行は中小企業への融資残高を増やしています。メガバンクが中小企業融資を減らしているのとは対照的な動きで、地元企業からの要請に応えた結果です。勿論、単に融資要請に応えるだけでなく、静岡銀行では企業の経営改善のサポートにも注力。経費の削減などによって経営を立て直す「経営改善支援」と、抜本的なリストラを断行して事業の立て直しを目指す「事業再生支援」など、一歩踏み込んだサービスを行っています。そして、これ以上負債を増やさないための「貸さない親切」もあるといいます。時代に合わない事業であれば、円滑に清算を進めるのも地域金融の役目だと認識しています。

また、中小企業のためにと静岡銀行が力を入れているのが「ビジネスマッチング」。商談会への出展を支援したり、静岡銀行自身が商談会を開催するなどして顧客の商売のきっかけをつくろうというものです。この他、次世代経営者塾Shizuginship(シズギンシップ)も運営。中小企業の後継者の育成にも乗り出しています。 地域の企業を支え、経済を活性化させる。不況の今こそ、地域金融が果たすべき役割がある。静岡銀行はそのことを強く意識しています。

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