示談交渉人甚内たま子裏ファイル2
損害保険会社の調査部に勤める人情派・甚内たま子が、加入者の未来と笑顔のため示談交渉に奮闘する
損害保険会社の調査部に勤める人情派・甚内たま子が、加入者の未来と笑顔のため示談交渉に奮闘する
示談交渉人のたま子は、契約するトラックが遭遇した交通事故の担当となる。事故はトラックが前を走るタクシーと接触。横転して反対車線に飛び出したタクシー運転手・亀山と乗客・山口は無事だったが、後続の同僚・柿崎のトラックがタクシーに衝突し2重の事故に。山口の荷物を取りに行っていたトラック運転手・福田治繁がその下敷きとなり死亡したが、「同僚災害」になるため保険金が支払われない。事故現場に駆けつけたたま子は、路面にオイル跡を発見。2つ目のスリップ事故が、タクシーのオイル漏れによるもので、「共同不法行為」の自賠責が認められるのではないかと調査を始めた。そんな中、たま子は山口の上司・大澤から、事故の時に持っていた錦鯉の弁償を迫られる。たま子は金額交渉を続けながら、タクシーが無理やりトラックを追い越そうとしたとの証言を得る。同じ頃、損害賠償の請求を行うため、たま子は福田の相続人となる子供たちに委任状の作成を依頼。が、勘当した息子・紀夫が行方不明だという。早速、たま子は紀夫と、彼と一緒に駆け落ちした女性・佳代子の行方を探す。数日後、2人が見つかるが、彼は紀夫の友人で、佳代子が身代わりを頼んだ男性・小林だった。紀夫は既に病死していたのだ。