奴婢を追う狩人、推奴師。 奴婢に転落した朝鮮王朝最強の武将。 二人を愛した女奴婢。 命を懸けた逃走が後継ぎを巡る王朝の陰謀の渦へと巻き込まれていく── 瞬間最高視聴率41.9％＆平均視聴率32％を記録した韓国アクション時代劇の名作！ 朝鮮時代中期、初恋の女性を探すため奴婢【ぬひ】を追う推奴【チュノ】師になった男、テギル（チャン・ヒョク）と、彼に追われる奴婢・テハ（オ・ジホ）、そしてヘウォン（イ・ダヘ）。命を懸けた逃走が後継ぎを巡る王朝の陰謀の渦へと巻き込まれていく！！ ▽時代背景 清国が朝鮮に侵入した動乱、「丙子の乱」から8年後の朝鮮仁祖26年(1648年)がドラマ「チュノ～推奴～」の舞台。「丙子の乱」の際、清に人質に捕えられた昭顕世子（次期国王）は8年ぶりに朝鮮に帰ってきたのだが、1ヶ月のうちに謎の病気のため息をひきとった混乱の時代。その頃、民間ではすでに民の半分が奴婢（奴隷）の境遇に転落した。差別と虐待に耐えられなく逃亡した奴婢らが続出しこのような逃亡奴婢らを追跡する懸賞金を狙う狩人たちが盛行し、彼らを＜推奴師＞と呼んだ。 ▽「丙子の乱」とは… 朝鮮仁祖14年(1636年)に清国が朝鮮に侵入した動乱。清国が君臣関係を要求したのを朝鮮がはねのけると清国が20万の大軍を率いて侵略した。これに仁祖（第16代国王）は三田渡（地名　現・ソウル市松坡区）で降参し、国に対し臣の礼を行い、また屈辱的な和約を結び人質を送った。 ▽「推奴」とは… 逃亡した奴婢を追うこと。これを職業にする者は＜推奴師＞と呼ばれた。 【ストーリー】 裕福な両班【ヤンバン】（貴族階級）の家に生まれたテギル（チャン・ヒョク）は召使で奴婢のオンニョン（イ・ダヘ）と密かに愛をはぐくんでいた。しかし、奴婢の身分に我慢できなくなったオンニョンの兄、クンノムが火を放ち、オンニョンを連れ逃亡する。 そして8年が経つ中、テギルはクンノムとオンニョンを捜し回るうちに奴婢を追う推奴【チュノ】になっていた。 一方、かつて朝鮮最高の武将と言われたテハ（オ・ジホ）は友人チョルウンの裏切りにより奴婢に。 そして、ある日、丙子胡乱の際に清国に人質として捕えられ苦労を共にした昭顕世子（第1王子）からの手紙が届く。それを見たテハは昭顕世子の息子ソッキョンを朝廷の陰謀から守るために逃亡奴婢となることを決意する！ テハはテギルに追われることになるが、同じく逃亡中のテギルの初恋の相手・ヘウォン（オンニョン）と出会い、行動を共にすることになるが――