BS-TBS

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放送番組審議会

第64回

2019/02/08

1.

日 時

2019年2月8日(金)午後4時33分

2.

場 所

BS-TBS 会議室

3.

委員の出席

委員総数 8名
出席委員数 8名

 

出席者

委員長 末綱隆
副委員長 出井直樹
委員 天野篤 瀬古利彦 大森美香 寺﨑明 古川柳子 田中ウルヴェ京

 

局側

相子 代表取締役社長
藤原 常務取締役
林 常務取締役
金澤 取締役
茂川 取締役・放送番組審議会事務局
吉田 制作局局長
中鉢 編成局編成部長
川口 編成局編成考査部長
森 総務局技術部副部長
初瀬川 番組プロデューサー
中尾 編成局局次長・放送番組審議会事務局

4.

議 題

 
 

審議事項

テレビ番組
「#ストイック女子」
放送日時:1月9日(水)22:00~22:54

5.

審議内容

 

◎委員

出演者の方が魅力的でパーソナリティーとしても興味深く拝見しました。
番組自体としては、若い方向け、30代、40代向け、女性だけでなく男性もターゲットなのでしょうか?

◎局側

はい、そうです。

◎委員

女性だけでなく男性もターゲットという事ですが、何となく田中さんに対してリスペクトが見られないと思う所がありました。カメラワークもそうですが、真面目に彼女の話を聞こうとする姿勢に思えませんでした。外側を見て楽しんでいる印象を受けたので、もっと彼女の内面を知りたいと思いました。あと、非ストイック女子を見せているのはなくてもいいと思いますが、どんな意味で配しているのでしょうか?

◎委員

全体を通して、年配向けではなく若い人向け、テンポや作り方に圧倒されました。BSの番組と言うイメージで入っていくと、つかみが強い印象がありました。非ストイック女子がいるのは私も同感です。わざわざ入れる意味があるのかと感じました。ストイックと言葉から来るイメージが、特徴やこだわり、ルーツがどうなのかに関しては、所々キーワードが入っていて、彼女のいい所をつかんでいました。田中さんはオペラ歌手として凄い人だと思います。能力があり、活動の場があり、天然的に常人と違う所が魅せられる。若い人が見たら、私もやってみようと思う人がいるかもしれない。そういう意味でインパクトがある、異色な番組と捉えました。通常のBSの番組とは違うインパクトがありよかったと思います。

◎委員

記憶が残る、おもしろい五感の感覚。テレビなのに聴覚に残る番組は素敵だと思いました。選手の実力発揮のモデルとして、心技体とよく言いますが、健康面でどんな風に維持しているのか等、身体の面をもっと知りたかったです。あとライフプロセスもあるともっと面白くなると思いました。

◎委員

全体としては面白く拝見しました。ストイックと言うと扱われるのは男性が多いですが、女性の中にも活動をしている方がいて、様々な領域で新しい才能を紹介するという意味でもあると思いました。ただ、私も非ストイック女子がすごく気になりました。番組構造として本当に必要なのか検討された方がいいと思います。また田中さんの言動を軽く流されている箇所があり、すごく残念でした。ストイックさの向こうにある自由が描かれていると、この番組はある意味、皆へのメッセージ、勇気づけてくれる番組になるのではないかと思います。色々な形でもっとよくなる番組だと思うので頑張って頂ければと思います。

◎委員

女子にスポットを当てた番組が出てきているという事は非常にいい事だと思いまが、女子が活躍している場だけ、映像が淡々と並んでいる様に感じました。努力する姿の跡が見られると思って見ていましたが、無かったのが残念でした。

◎局側

おっしゃる通りです。今回に関しては、ストイックな部分が伝わらなかった、描けなかった、撮れなかったというのが反省点です。

◎委員

タイトルの「#ストイック女子 全力美女の私生活に潜入」ですが、アーティストやスポーツの分野では、今の時代に男性だから、女性だからと言うのは果たしてあるのだろうかと思いました。副題の「全力美女」、美女である必要があるのか?「私生活に潜入」とあるが、私生活の部分は一体どの部分だったのだろうかと番組中気になりました。Ayasaさんについては、今回時間の関係で入れたという事ですか?通常、2人入れることになっているのですか?

◎局側

番組が目指しているのは1人です。

◎委員

田中彩子さんの才能を見事に表現されていました。彼女のオリジナリティを自分で見つけたと言う事は、才能だけでなく、努力も必要と言う所が良く表現されていました。

◎委員

制作のコンセプトを教えて頂いた方がいいと思いました。2人取り上げる必要はないと思います。丁寧に1人の人に集中し密着して、私生活を取材する時間が短ければ、バックグラウンドやご本人の主張や対談形式な事で充実させて、人柄が滲み出る時間をとったらいいと思います。それから、どんな基準でこの人を選定したのか、まさにストイック女子と言われるくらい努力をし、ある程度目的を達している人を選んでいますが、制作者側の意図を教えて下さい。皆さんと同様、非ストイック女子が出ることによって対比はあるのかもしれませんが、違和感があり、茶化している感がしました。

◎局側

貴重なご意見ありがとうございました。
今頂いたご意見の中で一番多かった非ストイック女子は要るのか要らないのかですが、数多あるドキュメンタリー番組の中で、他とどう差を出すかと言う所を、制作する上では一番考える部分です。非ストイック女子を主にモニターという役割にして、視聴者目線でコメントして頂こうと思いキャスティングしました。いい意味でも悪い意味でも違和感というのがあってもいいのではないか、何だろうと思って見てくれる人もいるのではないか、そんな狙いの演出となっております。
この番組は女性ディレクターが密着することを売りにしております。女性ディレクターが密着することによって、密着対象との距離を近くして、普段話して頂けない事も引き出して頂けたらと言う狙いの元、女性ディレクターが密着と言うスタイルは決まりで行っております。今回の放送回にその特徴が出ていたかと言うと、取材対象の方との距離が近くなるという瞬間は多々ありまして、狙いとしては成功しているのではないかと思っております。
サブタイトルに「全力美女の私生活に潜入」というタイトルが入っております。私生活と言うワードですが、できるだけパーソナルの部分に踏み込んで行こうというコンセプトは持っておりますが、残念ながら今回は撮影が困難でしたので、サブタイトルに沿った取材が叶わなかったという状況です。「#ストイック女子」とタイトルにしたのは、何かにこだわってやっている方を基準に取材対象者が選定できればと考えております。世の中にまだ余り知られていない、凄い人を我々の番組を通して知って頂ければという選定基準で選んでおります。

◎委員

美女を選ぼうという事ですか?

◎局側

一つの事に取り組んでいる女性は輝いているという全力美女のニュアンスです。世の中の美女と言うワードとは少し違うニュアンスの取り方ができればと思います。

◎委員

番組の企画から取材、撮影、どのくらい時間がかかるのですか?

◎局側

選定から始まり、事前調査の中でストイックな部分が描けるという判断が出来れば、取材交渉と撮影日を決めます。田中さんの例で言うと4日間の密着でした。人によって差が出ます。

◎委員

ギャップを見せるのが1つの番組コンセプトですか?それとも切れ味でいく感じですか?どちらがメインですか?

◎局側

ギャップも狙っております。外では鋭い顔をして撮影している方も、友達と会うと柔和な表情になります。そういう所の取材もするようにしております。

◎局側

貴重なご意見をたくさん頂きましてありがとうございました。まさにスタッフが悩んでいる所や目指していた所を皆様に出して頂きました。賛否両論も含めて、皆様から頂きました貴重なご意見を、是非今後の番組制作に活かしながら、チャレンジさせて頂きたいと思います。ありがとうございました。

従来のBS番組とは違うインパクトがあり、様々な領域で新しい才能を紹介するという番組のコンセプトに評価を頂いた一方で、データ量の少なさやパーソナルな部分の深掘りが足りない等、番組全体の構造及び構成へのご意見が主な議題にあがった。

審議終了後、「吉田類の酒場放浪記」の4K映像を委員の皆様にご覧頂き、4Kならではの臨場感と映像美を体感して頂いた。委員の皆様からは、「2Kと比べて映像の美しさ、臨場感がまったく違った」、「焼き鳥のシズル感やお刺身やお酒の色の美しさに驚いた」等の感想を頂いた。
また、審議会冒頭には、3名の新委員の紹介と4K放送スタートの手応え及び4K放送の編成について報告を行った。