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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年12月20日 O.A.

#38 天空の聖地へ ヒマラヤ街道

ネパール

地図

今回の旅の舞台は、ネパール。首都カトマンズからリゾート地ポカラを経由し、聖地ムクティナートまで、ヒマラヤを疾走するバス旅です。
途中、ヒマラヤの絶景が広がるポカラやチベット文化が息づく街マルファを辿り、神々の里へ。ヒマラヤの山岳文化に触れながら、標高4000mの神々の峰を目指します。

カトマンズ
およそ500万人が暮らすネパールの首都•カトマンズが今回の旅の出発点。街は、通りを行き交う人々や車、バイクであふれかえっています。人ごみをかき分け、カトマンドズ盆地外へ向かうバスが発着する"ニュー•バスパーク"へ。まずはここから200キロ西にあるネパール第2の都市ポカラを目指します。

ヒマラヤの絶景が広がるリゾート地ポカラ
ローカルバスに揺られること10時間、ポカラに到着。この日は、そのまま宿に直行することにしました。翌朝、目を覚ますと、ヒマラヤの大絶景が広がっていました。魚のしっぽを意味するマチャプチャレ(6993b)、7000b級の山々が連なるアンナプルナ連峰。ヒマラヤの絶景を堪能した後は、ポカラで一番大きいヒンドゥー寺院や地元の人の台所ニューバザールを訪ねました。

チベット文化が息づく街マルファ
再び、バスに乗りさらに西へ170キロ、マルファを目指します。ポカラを出発すると、バスは山沿いの険しい道を走ります。やがて、ネパールとチベットを結ぶかつての交易路、ジョムソン街道へ。チベットから塩や麦などをネパールに運んでいたそうです。そのため"塩の街道"とも呼ばれていました。車窓からは、東にアンナプルナ連峰、西には世界で7番目に高い山ダウラギリ(8167b)。
荒涼とした風景の中を走ること12時間。マルファに到着。仏画の描かれた門をくぐり、村の中へ。白い仏塔や、経文の彫られたマニ車。石造りの家の屋上には五色の祈願旗がはためいて、チベット文化が色濃く残るマルファの村の暮らしが広がっていました。

ムクティナート
再びジョムソン街道を行きます。2時間後、旅のゴール地点ムクティナートに到着。標高は3800m。ヒンドゥー教とチベット仏教の聖地であるムクティナートには、ネパールだけでなくインドからも多くの巡礼者が訪れています。聖地ムクティナートから見た夕日に染まるヒマラヤ。その眺めは、悠久の時を刻んでいました。