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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年9月6日 O.A.

#23 プラハから小さな芸術の街巡り

チェコ

地図

チェコの首都プラハを出発し、国境の街オストラヴァを目指します。訪れた小さな町では芸術を愛する個性的な人々に出会いました。
フラデツ・クラーロベーは出会った人に街で自慢の建築を見せてくれます。彼が勧めてくれたカフェで一休み。壁に作られたはめ込みの大きな本棚が印象的でした。 音楽家スメタナの生誕地として名高いリトミシュル。歩いていると子供たちの歌声が聞こえてきました。そこは芸術小学校、町の子供たちが音楽を習いに来ているのです。ヴァイオリンの個人授業を受けている小さな女の子に出会いました。「音楽が大好き。パパもママもお姉ちゃんも音楽をやっていて、家族で演奏するのよ!」という彼女の家にお邪魔することに。一家の演奏、そして、夕食を共にします。
オロモウツは学生の街です。芸術論を学ぶという彼女に彼女の大学を案内してもらいます。学生のユニークなオブジェが飾られた構内、デッサンを学ぶ学生たち、そして巨大な図書館。卒業後は海外に行きたいという彼女は夢を語ってくれました。
旅の最後はオストラヴァ。歩いていると手製の水上スキーを抱えて歩く奇妙なおじいさんを見つけます。実は彼はチェコでたった一人の水上スキーのプレイヤー。さらに彫刻家、発明家・そしてクラリネット奏者でもある、というスーパーおじいちゃんでした! 毎日、人生を楽しむのに忙しいという、おじいさん。どうしたらあなたみたいに楽しめるの?そんな問いかけをしていまいます。
好きなものに打ち込み、人生を楽しむチェコの人々の笑顔に出会う旅です。