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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年6月14日 O.A.

#11 陽気なアカプルコ街道

メキシコ

地図

今回の舞台は、灼熱の国・メキシコ。首都メキシコ・シティを起点とし、クエルナバカ、銀の町タスコと、長距離バスや路線バスを乗り継ぎ、世界でも屈指のリゾート地アカプルコを目指す。バス車内では、20年続けているというギター弾き語りのおじさんが、郷土の歌を唄い、早速、陽気なメキシカンとふれあう。
まず訪れたのは、メキシコ・シティ近郊にあるメキシコ最大規模を誇る古代遺跡テオティワカン。ピラミッド頂上で、訪れた人々は、みな太陽に手をかざし、自然エネルギーを身体にいれ、心身を癒していた。「メキシコもパワースポット流行り?」と思える光景だった。クエルナバカでは、伝統娯楽「ルチャリブレ(市民プロレス)」を観戦。さらにレスラー達のパーティでメキシコ料理タコスを味わい、本場のテキーラを頂く。田舎町テポストランでは、色彩豊かな美しい家並みや先住民の伝統衣装や雑貨などに心を躍らせ、道中、出会った地元住民のお宅を訪問し、メキシコの一般家庭の生活を拝見させてもらう。最終地アカプルコでは、バスで出会った人に案内され、太平洋に沈む絶景の夕日に感動。
全走行距離約600km。予想外の出会いを楽しみながらのメキシコの旅でした。