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地球バス紀行

毎週火曜22時オンエア

人間の鼓動に出会う旅、一篇の旅物語
旅の案内役は「バス」です。大陸を横断する長距離バスから都市部を毛細血管のほうに走り回る生活導線バス。早足の旅ではけっして見えて来ない車窓の風景が、乗り合わせた人との出会いが、いろいろな物語を紡ぎだしていきます。

2011年5月17日 O.A.

#7 肥沃の大地メコンデルタ

ベトナム

地図

今回の舞台はベトナム。南北に長いベトナムの南半分をバスでめぐります。

ホーチミンの市内バスから約1000キロを一日以上かけて走る長距離バスまで、陽気な南部の人たちとふれあいながら多様なベトナム文化の一端にふれるベトナム南部のバス旅。 南に下りメコンデルタに向う長距離バスの車中では農家のおじさんと知り合い、終点からさらにバスを乗り継いだおじさんの村へ足をのばすことに…。でもそこには、これぞ豊穣のメコンデルタという田園風景が広がっていました。
メコンデルタの都市カント―では、偶然にぎやかな法事にお邪魔したりと、バスで仕入れた情報で行き先を変える旅には、いつも思わぬ出会いが待っています。
丸一日をバスで過ごす中部行きのバスでは、食事を共にするうちに乗客同士が仲良くなってしまいます。そこで元ベトコンのおじいさんから聞いた、ベトナムの長い戦争の歴史…様々な思いをのせたままバスは最終地点の街ホイアンへ向かいます。
三つのルートそれぞれに、スケジュールのない旅ならではの出会いと別れがありました。その土地土地で人々がつむいでいる物語です。