「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#193 眠れる森のマヤ遺跡ティカル(グアテマラ) 2014/1/24 O.A.

旅のスタート/アンティグア

まず訪れたのは、首都グアテマラシティーから車で1時間。アンティグアという街。日本の富士山にも似た火山を背にした時計台の風景は、まさにグアテマラの象徴。旅人の多くががまずここを訪れるそうです。朝の光に輝くコロニアルな町並みをゆっくりと散策。世界遺産にも登録されている石畳の歴史地区は半径1kmほど。歩いて一周出来ます。街角にはお土産物、ホテル、レストランがひしめき合っています。街で目につくのは、女性たちの鮮やかな民族衣装。この国に住む半分近く人々が先住民族の血をひき、今も民族衣装を欠かさないお国柄だそう。まるでタイムスリップしたような街に感動しました。

アティトラン湖へ

そして、次に向かったのは、首都から100キロほど離れたアティトラン湖。三つの巨大な火山に囲まれた神秘的な湖で、グアテマラを代表する絶景の地。展望台に到着した時には霧に包まれ何も見えなかったのに、あっという間に空が晴れ渡り、鏡のような湖が現れました。標高3000メートルのサンペドロ火山の下にしがみついていた雲が吹き飛び、巨大な湖が青く輝いています。これが、グアテマラを代表する絶景の湖、アティトラン湖。1500年近く前のマヤ文明の時代からなんら変わらぬ地球の輝きです。 そして巨大湖をボートで周遊。湖畔にはいくつも古い村があり、川ならぬ湖で洗濯する女性たちの姿も…。訪ねたのはソロラという、週に2度開かれる市が有名な街。早速、市を訪ねると・・・、ものすごい人の数。何百メートルも続く屋台に人が群がり、なかなか進めません。喧噪の中でいろんなものが売られています。湖で採れた魚介類や食べ物、家畜、雑貨、最も多いのがやはり民族衣装の店でしょうか。機械をつかわず、一針一針丁寧、刺しゅうしてあります。珍しいのはマヤ暦カレンダーの刺繍。マヤ文明時代の文化と伝統が暮らしの中に今も生きているんですね。

ティカル遺跡へ

次に訪れたのは、ティカル遺跡。メキシコをはじめ中米に数あるマヤ文明の遺跡の中で最大の規模を誇ります。首都のグアテマラシティーから、ティカル遺跡のあるフローレスまで飛行機で1時間。さらに車で1時間半。ティカル遺跡は広大な熱帯雨林のジャングルにこつ然と姿を表す神秘的な遺跡。鬱蒼と生い茂る深い緑の中に、50メートルを超す巨大な建築物が突如現れ、驚きました。古いものは15000年近く前、古代マヤ人が建てた神殿が立ち並ぶその不思議な光景に、全く言葉を失い、圧倒されてしまいました。巨大な神殿だけでなくピラミッドや、住居跡など。マヤ人が作りあげたこの古代都市では、太陽や月、星の天体を絶えず観測し、神々に祈りを捧げながら生活が営まれていたそうです。最大の謎は天文学をはじめ数学など高度な文明を持ちながら、なぜ消えてしまったのか…。彼らに何が起きたのか、全くわからないそうで一部では宇宙人説も出ているとか。この神秘の古代都市を半日以上彷徨い、古代マヤ人たちとの不思議な対話を楽しみました。ティカル遺跡の最大のみどころはグランプラザ。中央に「仮面の神殿」と「大ジャガーの神殿」が向かい合い。特に最も美しいと言われる大ジャガーの神殿は、思わず手を合わせてくなるほどのオーラを放ちます。突如姿を消した謎多き、古代マヤ文明。しかし、その魂はこのジャングルの摩天楼に、今もなお生き続けています。