「地球絶景紀行」世界にたった1つの絶景を探す、大人の紀行ドキュメンタリー

毎週水曜日よる9時オンエア

地球は絶景の美術館。世界にたった1つの絶景旅行ガイドをあなたに。2泊3日で行く、夢の旅にご案内いたします。(旅人:森高千里)

#5 アンデス巨大湖チチカカ(ペルー) 2010/5/7 O.A.

チチカカ湖

太陽の光を浴びて宝石のようにキラキラと輝く湖、チチカカ。大きさは琵琶湖の約12倍もあり、アンデス山脈のほぼ中央、海抜3890mという汽船の航行する世界一高いところにある湖です。
アンデス山脈の雪解け水がたっぷりと流れ込むチチカカ湖はまさにアンデスの恵み。人々はそこで獲れた魚を食べ、生えている葦で生活し、波音を音楽がわりに…と、人々はチチカカ湖によって生かされているといっても過言ではありません。

神秘的な雰囲気を漂わせたチチカカ湖に、一目見た誰もがその美しさに心奪われることでしょう…。

タキーレ島

チチカカ湖、湖畔の町プーノから約3時間。そこは未だかつて訪れたことのない、不思議な島—。
町で出会うひと、それも女のひとだけでなく男のひとまでが「手芸」をしているのです。 糸をつむぎ、ベルトを縫ったり帽子を編んだり…。その手つきの器用なこと!そして完成品はため息がでるほど色鮮やか…。なんとここでは編み物の上手さは結婚の重要な条件なんだそう。
なんだかクスっと笑っちゃう光景ですが、青々と輝くチチカカ湖の波の音に揺られ、いつの間にかこの島のリズムが心地良くなってくるのでした…。

ウロス島

島と言っても普通の島ではありません。
ここは、トトラと呼ばれる葦を積み重ねた「浮き島」なのです。島の人々にとってトトラは生活の必需品。近所の島へ、学校へ、全てトトラで作られた船で移動します。
時にはトトラをフルーツがわりに食べ、時には燃料として燃やす…。時間は太陽の動きで読み、自給自足の生活。
そこで私たちは、自然と一緒にシンプルに暮らす、心温かい家族に出会いました。その家族のしっかり者の長女のある願いとは…。
地球の裏側から、私たちを優しい気持ちにしてくれます。