#103 「男と女」ピエール・バルー&ニコール・クロワジーユ

出演者

  • フランシス・レイ(作曲者)
  • ピエール・バルー(歌手 『男と女』出演者)
  • クロード・ルルーシュ(映画監督)
  • ニコール・クロワジーユ(歌手)

放送内容

1966年に公開されたフランス映画『男と女』。監督のクロード・ルルーシュは、この作品で、カンヌ映画祭グランプリに輝いた。自身の映画においては、「音楽も俳優のひとり」と語るルルーシュ。美しい映像と流麗な音楽でストーリーを綴るその作風は、後の映画づくりに大きな影響を及ぼした。

「ダバダバダ…」のスキャットが印象的な『男と女』のテーマ曲も、世界中で大ヒット。
音楽を担当したフランシス・レイは、『白い恋人たち』(ルルーシュ監督)、『ある愛の詩』(アーサー・ヒラー監督)など、美しい旋律で知られる映画音楽の大家だ。後にルルーシュとのコンビで数々の名曲を生み出していくが、その原点となったのが『男と女』だった。

テーマ曲の作詞をして、自ら歌い、映画に出演もしているピエール・バルーは、予算不足で暗礁に乗り上げていたこの映画のために、音楽レーベルを立ち上げ、資金を提供した。当時はまだ無名の作曲家だったフランシスをルルーシュに引き合わせたのもピエールだった。

フランシス・レイ、ピエール・バルー、そして、クロード・ルルーシュ。3人の幸福な出会いが生んだ、映画史に残る名画と名曲。番組では、この3人、そして、ピエールと共にテーマ曲を歌ったニコール・クロワジーユを訪ね、名曲誕生の経緯を探っていく。


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