夢の鍵

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#60 交通弱者を救え!バスの自動運転

#60 交通弱者を救え!バスの自動運転

2017年12月09日放送
群馬県桐生市は公道での自動運転の実験に協力的な都市だ。この地で、バスの自動運転化を目指しているのが群馬大学の小木津武樹(おぎつたけき)准教授だ。桐生市内にはすでに低速電動バスが走っているが、小木津さんはこの電動バスに注目した。電動バスは自動運転との親和性が高く、この電動バスに自動運転機能を取り付ければ、もっと便数を増やせて、お年寄りなどの交通弱者を救うことができると考えた。車両の開発を担当したのは、同じく桐生市に工場がある宗村正弘(むねむらまさひろ)さんだ。現在の電動バスをさらに改良した自動運転用の車両開発は順調に進んでいる。難しいのは、この車両に魂を吹き込む自動運転システムの開発だ。カメラは桐生市内の一般公道で行われる自動運転に密着、右折や信号機の認識など小木津さんの走行実験を追った。

#59 空き家を使って地元を元気に

#59 空き家を使って地元を元気に

2017年12月02日放送
全国の空き家の数はおおよそ820万戸もある。こうした空き家をうまく活用し、地元を元気にしようと取り組んでいるのが藤原岳史さんだ。藤原さんが一躍脚光を浴びたのは、自らの故郷、兵庫県篠山市にある丸山集落での取り組みだった。12軒中7軒が空き家で、集落は消滅寸前までに追い込まれていた。藤原さんは地元を元気にするためにこの空き家を宿に改修することを思いつくが、村人たちからは素人に宿なんてできるわけがないと理解が得られなかった。それでも藤原さんは何度となく通い村人の理解を得て、ついに築160年の古民家などをホテルとして開業、評判が評判を呼んだ。「リゾート地とか日本一の観光地を作りたいわけではない。ここに来れば、お客さんたちと村の方たちとの物語ができる」と藤原さんは言う。今、藤原さんは全国各地を飛び回っている。歴史と水郷の町、千葉県佐原や醤油発祥の地として知られる和歌山県湯浅町、多摩川の源流、山梨県小菅村などなど。過疎や空き家に悩む地元を元気にする藤原さんの取り組みを追った。

#58 赤ちゃんを救え!日本発の人工呼吸器

#58 赤ちゃんを救え!日本発の人工呼吸器

2017年11月25日放送
低出生体重児、いわゆる未熟児として生まれた赤ちゃんに酸素をおくるために使用される人工呼吸器。かつては海外製の人工呼吸器が主流だったが、この分野で圧倒的なシェアを誇る人工呼吸器がある。開発したのは日本在住50年、ベトナム出身のトラン・ゴック・フックさんだ。きっかけはフックさんが日本の医療機器メーカーに勤務していたころ、人工呼吸器で命が助かっても、気管支が変形するなどの後遺症に苦しむ赤ちゃんたちを幾度となく目の当たりにしたことだった。フックさんは、それを解決できる、あるアイデアを温めていた。赤ちゃんの肺に一度にたくさんの酸素を送るのではなく、細かく酸素を送り出し肺や気管支への負担を減らすというものだ。当時は、そのアイデアを実現した人工呼吸器はまだなかった。
フックさんはこのアイデアを信じ、赤ちゃんに負担の少ない人工呼吸器づくりを目指して動き始めるのだが、開発までにはいくつもの壁が立ちはだかるのだった…。

#57 尾道ならではの色を求めて

#57 尾道ならではの色を求めて

2017年11月18日放送
広島県尾道市。映画や小説の舞台として有名な坂道の多い風光明媚な港町だ。新里カオリさんは、東京から尾道に移り住み、伝統の尾道帆布を使った工芸品を製作している。評判を呼んだのが、その染色手法だ。新里さんは尾道ならではの素材を使って帆布を染め、独特の色や風合いを表現する。例えば地元で忘れ去られようとしていた柿渋を復活させた。染め物教室で子供たちと一緒に青い柿を砕き、柿から汁を絞り出す。柿汁が発酵し、2年ぐらい経てば見事な柿渋になる。このようなプロセスを経て独特な風合いを出すことに成功したのだった。新里さんは尾道でさかんな造船業で出る鉄粉にも注目した。東京の染色工場の協力を得て、鉄の粉を帆布に塗り込みヤスリをかけた。すると、メタルグレーの生地にムラ感が出て独特の風合いになり、評判となった。新里さんはいつも尾道ならではの素材を使って、尾道ならではの色を出したいと考えている。そんなある日、老舗の味噌屋さんから贈答品用のバックの依頼が舞い込んだ。味噌にかかわる染色素材とは何か…、新里さんは思案をめぐらすのだった…。

#56 家が浮いた…地震でも揺れない技術

#56 家が浮いた…地震でも揺れない技術

2017年11月11日放送
東日本大震災では、茨城県つくば市でも震度6弱を観測し、大きな被害があった。ところが、ある一戸建て住宅では揺れがほとんどなく、室内の置物さへ倒れなかったという。その家では地震をセンサが検知、大きな揺れが来る前に家全体を空気の力でわずかに浮かせる装置が作動したからだった。開発したのは、建築士の坂本祥一さんだ。今では、全国で200軒以上の一軒家や古民家、神社での施工実績を誇る。取り付けた自宅を見に行くと、センサが作動してから1秒も経たないうちに、空気の力で大きな家が浮き始めた。3分間は浮上したままだという。
今、坂本さんはこの技術をビルにも応用できないかと、制震装置のスペシャリスト倉林浩さんや東京電機大学の古屋治准教授とビル用装置の実験と検証を繰り返している。実験場で重さ1トンもある制振装置を浮上させるというのだが、果たして…。

#55 世界に一つだけのばね

#55 世界に一つだけのばね

2017年11月04日放送
重さが800キロもある巨大なばね。東京スカイツリーの頂上部にある日本最大級の制振装置に、この巨大ばねが4本も取り付けられている。3月11日の東日本大震災の激しい揺れにも、この制振装置が働きアンテナはびくともしなかった。この巨大ばねを作ったのが、東海バネ工業の渡辺良機社長が率いるばね職人たちだ。ばね職人に贈られる最高の賞「プラチナ賞」を受賞した職人は全国に56人いるが、そのうち17人が東海バネ工業の職人という精鋭揃いである。渡辺社長は「マニュアル化、標準化が日本のものづくりを弱くしてしまった」とマニュアル化に否定的で、職人から職人への伝承を大切にしている。これまでにこの技術力の高さで、宇宙ステーション「こうのとり」の打ち上げロケットに使われたばねや人工衛星用のばねなど、世界にたった一つの、オンリーワンのばねを製造してきた。
取材に行った工場では年に数回の注文しかないという巨大なばね、「竹の子ばね」の製作が始まっていた。大勢の職人たちによって、真っ赤に熱せられた金属の板が巻き上げられていく。その時、職人の分厚い前掛けからは煙が出始めていたのだった…。

#54『脳内の地雷』に最先端技術で挑む

#54『脳内の地雷』に最先端技術で挑む

2017年10月28日放送
『脳内の地雷』と言われる血管のコブ、脳動脈瘤。もし破裂し、くも膜下出血を起きれば3割の患者が命を落とすといわれる。この脳動脈瘤を破裂させないために行うのが、コイル塞栓術という治療法だ。この分野で数々の技術革新を行ってきたのが、世界的な名医、東京慈恵会医科大学の村山雄一教授だ。手術はまず脳動脈瘤の患部に大腿部の動脈からカテーテルを到達させる。次に、このカテーテルの管の中に細いコイルを通し、このコイルで脳動脈瘤の患部をグルグルと埋めて、塞いでしまうのだ。これまで村山教授は、絶えず手術の問題点を洗い直し、数々の技術革新を行ってきた。例えば、大学の脳血管内治療センター内には医師だけでなく、東京理科大学のエンジニアたちを集結させ、動脈瘤の実物大の3Dモデルを作成。手術前には必ず3Dモデルに合わせてカテーテルの形を形状記憶させ、手術の安全性を格段に高めてきた。その村山教授が今、力を入れているのが血流のコントロールだ。そのために、このプロジェクトに参加した東京理科大の研究チームが、暗闇の中で不思議な実験を行っていたのだった…。

#53 脳波で気持ちを見える化

#53 脳波で気持ちを見える化

2017年10月21日放送
脳波のデータを基に人の気持ちを見える化する装置を開発したのは慶應義塾大学の満倉靖恵(みつくらやすえ)准教授だ。15年間にわたって延べ8000人のデータを蓄積、感性アナライザという装置を開発した。頭にヘッドホーン状のものを装着、額と耳たぶの2点から脳波を計測し、その時、その時の「興味、好き、集中、ストレス、沈静」の五つの状態をタブレットに表示する装置だ。例えば、この装置をつけた研究生の前にお寿司を置くと、好きのレベルが跳ね上がり、寿司を食べさせないでおくと今度はストレス度が上昇する。個人の気持ちの揺れが見事にグラフで表示される。満倉さんはこのデータの蓄積を利用して、ほかにも人の気持ちを見える化する機器を次々と開発している。その満倉さんが、今、力を入れているのが人の気持ちを元気にさせる装置の開発だ。万華鏡を使うというのだが…。

#52 「呼吸する和紙」から繊細な光が…

#52 「呼吸する和紙」から繊細な光が…

2017年10月14日放送
その和紙からは繊細で柔らかな光がこぼれる。それだけでない。湿度が高くなると湿気を吸い、空気が乾くと湿気を吐き出すように工夫された「呼吸する和紙」でもある。その美しさと機能性から、新国立競技場の設計を担う隈研吾さんやインテリアデザイナーの重鎮、内田繁さんなどの巨匠が作品に取り入れるなど評価は高い。
作っているのは愛媛県西予市に住む和紙デザイナーの佐藤友佳理さんだ。西予市は和紙作りに欠かせないきれいな水が湧き出る自然豊かな土地だ。佐藤さんはこの地で名水100選にも選ばれた観音水を使い、新たな和紙作りに挑んできた。最近の取り組みは新しくオープンした道後温泉別館のエントランスロビーを彩る和紙作品だ。愛媛の新しい顔となる道後温泉別館には、愛媛県を代表する漆器や焼き物などの職人の技が集結、佐藤さんにも依頼が舞い込んだ。道後温泉別館オープンまでの佐藤さんの新たな挑戦を追った。

#51 世界遺産や名画を救え!世界初のクローン技術

#51 世界遺産や名画を救え!世界初のクローン技術

2017年10月07日放送
世界遺産、中国・敦煌の莫高窟(ばっこうくつ)の中でも、第57窟の菩薩は人気が高いと言われている。しかし、近年、観光客の吐く二酸化炭素などの影響で劣化が進んでいる。この問題を解決するため、東京藝術大学の宮廻正明(みやさこまさあき)教授たちは、この第57窟の完全再現に取り組んだ。完全再現のために駆使したのは特許を取得した世界初のクローン技術だ。完全再現したものを展示などに利用すれば、本物の劣化を防げるかもしれない。すでに、高句麗古墳群の壁画やタリバンに破壊されたバーミヤン大仏の天井壁画「天翔ける太陽神」のクローンも制作してきた実績もあり、評価は高い。今回、宮廻教授たちは第57窟の菩薩像をどのように再現していくのか、カメラが追う。

#50 指が不自由でもつかめる箸

#50 指が不自由でもつかめる箸

2017年09月30日放送
木工職人の宮保克行(みやぼかつゆき)さんが作る箸は理科の教科書に掲載されたほか、英国の放送局、BBCのニュースでも扱われた。どんな箸かというと、指が不自由でも刺身や焼き魚をつまんで食べることができるように、障害に合わせて作りこまれている。いわばオンリーワンの箸ばかりだ。その宮保さんに、新たな依頼が舞い込んだ。依頼主は21歳の時にバイク事故で頸椎を損傷した男性で、右手は握力がほとんどなく親指が外側に動くだけだという。男性は事故から18年間スプーンやフォークを使い、お箸で食事をしたことがない。もう一度お箸を使ってサンマやアジの開きを楽しく味わいたいと心底願っている。
 まず宮保さんは依頼主を訪ねた。手の大きさや手の動きを丹念にチェック、動画で記録するためだ。工房に戻ると、使う人の身になってデザインの構想を固める。材料は軽くて丈夫なホオノキを使う。今回も工房で試行錯誤を繰り返しながら、箸は次第にその形を現していく。男性の身になって考案した、世界にたったひとつのユニークなデザインだ。出来上がった箸を手にした男性は早速、アジの開き、里芋の煮物に挑戦するのだった…。

#49 若者たちの挑戦!限界集落再生

#49 若者たちの挑戦!限界集落再生

2017年09月23日放送
※特別編成の為夕方6:30より放送致します。

宮崎県高千穂町。神が舞い降りたという神話で有名な町だ。周囲の山々には清らかな水が流れ、山間には美しい棚田が広がっている。その中の集落、秋元地区には40世帯100人が暮らしている。実に住民の6割が65歳以上という限界集落だ。限界集落とは、このままでは地区の存続が危ぶまれる集落のことだ。
その秋元地区を再生させようと若者たちが立ち上がった。従業員14名の「高千穂ムラたび」という会社がその中心だ。ほとんどは20代から30代の若者たちで、この会社が造ったある製品が大きな反響を呼んだ。その結果、今では秋元地区の耕作放棄地はゼロになり、地区に活気が戻ってきた。この会社の若きリーダー、佐伯勝彦さんと妻の絵里子ら若者たちのものづくりを追った。

#48 最長200時間のスーパー保冷剤

#48 最長200時間のスーパー保冷剤

2017年09月16日放送
新鮮な野菜を北海道から東京まで、まる2日間かけて保冷剤だけで輸送する大実験が行われた。運ぶ野菜は、鮮度の維持が難しいといわれる葉物野菜、ベビーリーフだ。夏の貨物コンテナという過酷な条件の中でベビーリーフが傷んでいたら、実験は失敗となる。
 今回の実験の主役は保冷剤だが、通常の保冷剤ではない。長時間、温度を一定に保てると同時に、生鮮野菜の輸送などに必要な湿度も保てるアイスバッテリーと言われる製品だ。この保冷剤だと電気を使わずに長時間の貨物輸送が可能になるため、今では日本航空など100社以上が採用、物流の世界に新風を吹き込んでいる。保冷するものもワクチンから生鮮野菜までと実に様々だ。開発したのは、来日30年のインド人、パンカジ・ガルグさん。日本企業のエンジニアだったガルグさんはなぜ、アイスバッテリーの開発に思い至ったのか?そして、輸送大実験でベビーリーフを傷めることなく運ぶことはできたのか、カメラが追った。

#47 動かなくなった右腕が動いた!脳の再生新薬

#47 動かなくなった右腕が動いた!脳の再生新薬

2017年09月09日放送
脳梗塞の後遺症でアメリカに住むソニアさんは右腕が動かなくなった。そのソニアさんの患部に臨床試験中の新薬を投与すると、その翌日に右腕が動くようになった。ソニアさんは今、アメリカのスタンフォード大学で「奇跡の患者」と呼ばれている。この「夢の新薬」の開発を急いでいるのは、日本のベンチャー企業、森敬太社長たちだ。開発には慶應大学やアメリカのスタンフォード大学を始めとする再生医療の第一人者たちがかかわり、新薬の承認に向けた治験は大詰めをむかえている。「脳は再生できない」と言われた時代に終止符を打つため、脳の再生新薬開発への挑戦を続ける森さんたちの奮闘を追った。

#46 手術に革命…『血の出ないメス』

#46 手術に革命…『血の出ないメス』

2017年09月02日放送
血管をメスで切断すると、本来なら血が噴き出るはずだ。ところがこのメスで切ると血が出ない。切断面を見てみると、見事に塞がっている。このメスを開発したのは、滋賀医科大学の谷徹(たにとおる)名誉教授。これまでに8000件以上の手術を行ってきた谷さんは、手術での出血を少なくして患者の負担を減らせないかと考え、長年、血の出ないメスの開発を続けてきた。
8月のある日、滋賀医大医学部附属病院では、すい臓腫瘍の摘出手術が行われていた。すい臓は体の奥にあるため、難しい手術のひとつと言われる。この手術で活躍したのが、谷さんが開発したメスだった。結果は、時間が短縮できたうえ、出血量も250CCと、想定量の半分程度に抑えられた。いったい、このメスはどのように出血を防いだのか、谷さんが心血を注いだメス開発を追った。

#45 熱中症を防止する技術

#45 熱中症を防止する技術

2017年08月26日放送
兵庫県に建設中の巨大物流倉庫。ここで今、熱中症にかかわる壮大な実験が行われている。実験は、日本気象協会、大阪大学、クラボウなどが中心となって、その都度の天気と建設現場の作業員たちの体表温と心拍をデータ化し、熱中症防止に役立てようというものだ。しかし、激しい動きをする建設作業員たちの体表温と心拍を安定して計測するのは難しい。機器と体にズレが生じるからだ。開発元のクラボウはこの難題を解決するため、信州大学繊維学部の金井博幸さんに白羽の矢を立てた。金井さんたちは、今では日本にただ一つの学部になってしまった信州大学繊維学部のプライドにかけて、この難題に挑戦するのだった。

#44 ポテチをつかむ『繊細ロボットアーム』

#44 ポテチをつかむ『繊細ロボットアーム』

2017年08月19日放送
本物の人の手に見えるロボットアームが、ポテトチップを割らずに一枚つかみあげる。かなり、繊細な力加減が必要なはずだ。この操作を見せてくれたのが、慶應義塾大学の野崎貴裕さんだ。ためしに通常のロボットアームで同じことを行ってもらうと、柔らかいシュークリームやにぎり寿司、ポテトチップのいずれも壊さずにつかむことができない。野崎さんによれば、通常のロボットではつかむものの大きさや形が一定の場合は、プログラムで教え込めば正確に何度も同じように繰り返すことができる。しかし、大きさや硬さにばらつきがあるとうまくつかめないという。野崎さんたちが開発したロボットアームは、こうした問題を解決するために、ある技術を使っている。その技術とは、慶應の恩師で、ロボット界の重鎮でもある大西教授から受け継いだリアルハプティクスという技術だ。なぜ、その技術を使うと、崩れやすいものや柔らかいものをつかんだりできるというのだろうか?

#43 究極のオーガニックタオル

#43 究極のオーガニックタオル

2017年08月12日放送
アフリカはウガンダの首相に名前を知られているのが、大阪府泉佐野市のタオルメーカー経営者、奥竜一(おくりゅういち)さんと龍将(たつまさ)さん親子だ。奥さん親子が住む泉佐野市は日本のタオル産業発祥の地と言われる泉州にある都市だ。泉州のタオル業界は近年、中国などの輸入タオルに押されて苦境に立たされ、メーカーの数も全盛時に700社近くあったのが、7分の1にまで落ち込んだ。奥さん親子は今から11年前、外国産に勝つために、「誰にも真似のできないオンリーワンを作ってやろうじゃないか」と腹を決めた。注目したのが、ウガンダ産の有機栽培綿だった。ウガンダも外国産の安い衣類が流入、綿花栽培は苦境に立たされていたが、それでも人々はひたすら真面目に綿を作り続けた。奥さん親子はその姿勢に心を打たれたという。この地で農薬も化学肥料も使わずに、昔ながらの栽培法で作られる「ほんまもん」を使おう。奥さん親子の足掛け9年におよぶ、究極のオーガニックタオルづくりが始まった。もちろん、製造工程でもコットン以外に使うのは、天然水と無添加石鹸だけ。しかし、その道には幾多の難関が待ち構えていたのだった…。

#42 犬や猫がスムーズに歩ける、走れる義足

#42 犬や猫がスムーズに歩ける、走れる義足

2017年08月05日放送
獣医師たちから注目されているのは、日本で初めて動物専門の義肢装具士となった島田旭緒(しまだあきお)さんだ。これまでに1万匹以上の犬や猫の義足などを手掛けてきた。歩くのがやっとだった犬が元気に走り回り、足が痛くて外に出るのを嫌がっていた犬が散歩をするようになるなど、島田さんが作る義肢装具は、ペットの気持ちがわかる飼い主や獣医師が納得するほどの出来栄えだ。装具は、島田さんが獣医師や飼い主と相談しながら、犬や猫の病状を正確に理解し、石膏で足型まで取って作り上げる丹念な作業だ。その日も、ある獣医師から島田さんに連絡があった。病院に行くと、高齢のワンちゃんが歩くことも立つこともできない状態で喘いでいた。島田さんは、病状などを聞き、石膏の足型を取り、丹念な義肢装具づくりを始めるのだった。果たしてその出来栄えは…?

#41 アルミ付きのゴミを電気に変える

#41 アルミ付きのゴミを電気に変える

2017年07月29日放送
飲料パックやお菓子の袋、カップ麺のふたの裏側などを見ると、銀色に光って見える部分がある。これは、アルミだ。こうしたアルミの付いたゴミはリサイクルが難しく、ほとんどが焼却や埋め立て処分にされてきた。その量は家庭ゴミの実に20%にも達するという。
こうしたアルミの付いたゴミをなんとか有効活用したいと立ち上がったのが、運送会社の元事務職だった水木伸明(みずきのぶあき)さんだ。水木さんは、こうした家庭ゴミからアルミを取り出し、しかもそれを電気に変える発電装置の開発をリードした。しかし、ゴミの中から高純度のアルミを取り出す作業は、簡単にはいかなかった。打開策は、『乾留』(かんりゅう)という特殊な技術だった。この技術を使い、試行錯誤の末に水木さんたちは純度の高いアルミの取り出しに成功、発電に漕ぎ着ける。プロジェクトは順調に進み、水木さんたちは次の目標に邁進した。それは災害時に電源がなくても発電できるようにすることと発電装置をもっと小さくすることだった。そんな矢先、水木さんを病魔が襲うのだが…。

#40 日光東照宮にも使われた絵具がネイルに

#40 日光東照宮にも使われた絵具がネイルに

2017年07月22日放送
日光東照宮の修復にも使われた岩絵具(いわえのぐ)や胡粉(ごふん)は、古来使われてきた絵具の一種だ。日本人は豊かな自然を表現するために、緑色だけでも、鶯緑、若葉、濃草など70種以上の緑色を使い分けて、微妙な濃淡を自在に表現してきた。
日本最古の絵の具商、上羽絵惣(うえばえそう)の10代目、石田結実さんは、こうした豊かな色合いの絵具の新たな使い道を考えだした。それは、ツメに塗るネイルの分野だった。上羽絵惣のネイルは豊かな色合いに加えて、シンナーや有機溶剤を使わないので、ツメにもやさしく刺激臭もない。すぐに評判となった。
 実はこの新しいネイルに欠かせないのが、胡粉だ。雛人形の顔や美人画の白い肌、日光東照宮の純白部分もすべて、この胡粉が使われている。なぜ、ネイルに胡粉が必要だったのか、その訳を知ろうとカメラは工場へと向かう。

#39 半身麻痺からスムーズに歩く

#39 半身麻痺からスムーズに歩く

2017年07月15日放送
脳梗塞や脳出血の後遺症で半身麻痺が残り、思うように歩けない人たちがいる。こうした人たちにスムーズな歩きを取り戻してもらおうと、早稲田大学のロボット研究者、田中英一郎さんと広島大学で再生医療に取り組む弓削類さんがタッグを組んだ。開発したのは、歩行補助ロボットだ。半身麻痺になると、つま先が上りにくくなるため、スムーズな歩行が難しくなる。歩行補助ロボットは、患者のつま先を上げさせることで、カカトから着地させ、スムーズな歩行につなげる仕組みだ。
開発者の田中さんと弓削さんは、よく病院や施設に足を運ぶ。今回も、脳梗塞で麻痺が残り、リハビリに励んでいる女性のもとに向かった。ふたりの前で初めてロボットを装着した女性は、軽やかな一歩を踏み出すのだった…。

#38 てんぷら油が電力に、『TOKYO油電力』

#38 てんぷら油が電力に、『TOKYO油電力』

2017年07月08日放送
染谷ゆみさんはタイム誌が選ぶ「世界の環境の英雄たち」に取り上げられたこともある有名人だ。使用済みの天ぷら油を精製してバイオディーゼル燃料として再利用するという循環システムを作り上げ、脚光を浴びたのだった。この取り組みが始まったのは今から24年も前のこと。今では料理店などの廃食油以外に、家庭から出る使用済みの油を集めるための回収ステーションを作り、首都圏近郊500か所にまで広げている。
「東京は油田だ」と言う染谷さんは今、これまでの経験をもとに新たな挑戦を始めている。使用済みの天ぷら油をそのまま利用し、今度は電力を生み出そうという試みだ。まずは500世帯分の発電が緒に就いたばかりだが、染谷さんはさらにその先を見つめていた。果たして、その行方は…。

#37 視線で動かせる意思伝達装置

#37 視線で動かせる意思伝達装置

2017年07月01日放送
吉藤健太朗(よしふじけんたろう)さんといえば、フォーブス誌が選ぶ「アジアを代表する30歳以下の30人」にも選ばれた有名なクリエイターだ。子供の頃は不登校に悩み、登校できたとしても保健室に行くことが多かった。そんな吉藤さんの名が世間から一躍脚光を浴びたのは、4年前に完成した分身ロボット「オリヒメ」だった。この「オリヒメ」を自分の行きたい場所に運べば、どんなに離れた場所であろうと相手と会話ができるうえ、向こうの様子も手に取るようにわかる。喜びや悲しみのパフォーマンスも分身ロボットが自分の代わりに自己表現をしてくれる。吉藤さんは自らの経験を踏まえ、会えない人と人をつなぎ、孤独を解消することにこだわり完成させたのだった。
吉藤さんが今、この「オリヒメ」をさらに進化させようと、新たなツールを開発した。
「オリヒメアイ」という意思伝達装置だ。この装置によって、全身の筋肉が衰え動けなくなるALS患者も自らの視線の動きだけで、オリヒメを動かし、コミュニケーションを図れるという。吉藤さんがこだわったのは例え病気であっても自分で自分の意思を相手に伝えられるようにすることだ。果たして、その実力は…。

#36 秩父で世界一のウイスキー

#36 秩父で世界一のウイスキー

2017年06月24日放送
埼玉県秩父市に従業員13名の小さな蒸留所がある。その蒸留所が造ったウイスキーが『ワールド・ウイスキー・アワード2017』のシングルカスクシングルモルトウイスキー部門で世界一に輝いた。
会社の代表は肥土伊知郎(あくといちろう)さんだ。今の会社を起業する前は、サントリーに勤めていた。代々の造り酒屋に生まれ、祖父の代からはウイスキー造りも始めたが、父親の代で事実上倒産した。残されたのは400樽の原酒だった。一時は廃棄の危機に直面したが、肥土さんの努力と周囲の協力で、原酒は廃棄を免れた。結局、この原酒をなんとか世に出したいという強い思いが肥土さんの転機となり、自らがウイスキー造りに乗り出すこととなった。2006年にプレミアムジャパニーズウイスキー部門で最高得点を獲得した伝説の一品、『ダイヤのキング』もこの原酒がもとになっている。
肥土さんは、今、原料から樽までオール秩父のウイスキーを作れないかと奔走している。秩父の蒸留所に行くと、随所に肥土さんならではウイスキー造りへのこだわりが垣間見えるのだった。

#35 「森の神様」が作る森の防潮堤

#35 「森の神様」が作る森の防潮堤

2017年06月17日放送
森の神様と言われるのは、植物生態学の権威、宮脇昭さんだ。砂漠化が進んでいた万里の長城を緑化したり、マレーシアでは再生が難しいと言われた熱帯林をよみがえらせたり、国内外1700か所に4000万本もの植樹を指導してきた。宮脇さんの植樹は「ポット苗」という小さな苗を植える方法をとる。成長した木を植えようとすると価格が高く、運搬コストもかかる。さらに根を切るため、木の負担も大きい。
もうひとつ大切なのが、その土地本来の木を選ぶこと。そのために宮脇さんは全国の神社や寺を巡り、その土地本来の木を調査し続けてきた。東日本大震災で被災地の調査に入った時には、津波によって無残な姿をさらす松の木の近くで、その土地本来の木がしっかりと根を張り、耐え抜いているのを確認している。
今、宮城県岩沼市では、宮脇さんを提唱してきた全長10キロにおよぶ森の防潮堤づくりのプロジェクトが佳境を迎えている。5月には4000人が集まり、ポット苗を植樹。これまでに植えた木は28万本にも達していた。空から見えるその光景は…。

ナレーション:賀来賢人

#34 ブナの木を生まれ変わらせた技術

#34 ブナの木を生まれ変わらせた技術

2017年06月10日放送
青森県と秋田県にまたがる世界遺産の白神山地。白神山地だけでなく、ブナの木の多さで青森県は日本一だ。しかし、このブナ、水分が多いため、長年、建材や工芸品には不向きな木と言われてきた。木へんに無と書いて、橅(ぶな)と読むように、木では無い木という不名誉な字まで当てられてきた。
この役に立たないと言われてきたブナを、価値のある木に生まれ変わらせたのが、青森県弘前市の倉田昌直さん。インテリアなどにブナの木を使うほか、特に照明器具ではブナの木に光を当てると赤い光を放つ特性を見事に取り込み、内外で注目を集めるまでになった。しかし、水分が多く、乾燥に時間がかかるブナを利用するためには、独特の生産技術が必要だった。その技術とは…?

ナレーション:賀来賢人


#33 米からできた新食材に広がる可能性

#33 米からできた新食材に広がる可能性

2017年06月03日放送
米から生まれた新食材が開発され、唯一の量産工場が稼働した。この新食材、米ゲルはゴムのような弾力を出すことも、トロリとした滑らかさを出すこともできる。また、小麦アレルギーに苦しむ人にとっては、小麦粉の代替食材としてパンだって、ケーキだって作ることができる。コメの消費が伸び悩む日本にとって、この新食材の需要が伸びれば、一石何鳥もの効果を得ることができる。開発したのは、杉山純一さん。国の研究機関で米ゲルの研究を続け、現在は米ゲル工場の技術顧問を務めている。ある日、杉山さんは、小麦を一切使わず、米ゲルを使ってスイーツが開発できないかと洋菓子界の重鎮に相談を持ちかけた。成功すれば小麦アレルギーの人にとっても安心して食べられる食品になるのだが、その結果は…。

ナレーション:小出恵介

#32 食べ残しをエネルギーに変える

#32 食べ残しをエネルギーに変える

2017年05月27日放送
温泉に宿泊した人の8割が食事を残した経験があるという。こうした食べ残しをエネルギーに変換したいと研究を続けているのが、東北大学大学院の多田千佳准教授。目指すのは、何一つ無駄にしない循環型の社会だ。宮城県の名湯、鳴子温泉では、多田さんの主導で旅館などの生ごみをバイオガスに変換する装置を作りあげた。この装置を動かすために欠かせないのが食べ残しを分解し、ガスを発生させる微生物の力だ。装置内の温度は、微生物が活発に動く温度、35度に保たれるように温泉のお湯を再利用して温めている。ここでは循環型の社会を目指す工夫が随所に凝らされ、そのガスを利用してカフェのお湯を沸かすなどの取り組みが行われている。鳴子温泉の隣町でも、同様の取り組みが始まるなど広がりを見せているが、実はこの装置の開発を押し進めたのは、東北大震災の時に味わったある思いだった。

ナレーション:賀来賢人

#31 命をつなぐ盆栽作家

#31 命をつなぐ盆栽作家

2017年05月20日放送
※特別編成の為夕方6:30より放送致します。

4年に1度の世界盆栽大会が、4月に埼玉の大宮で開かれた。40の国と地域が参加、三日間で4万5000人が来場し、世界的に盆栽人気が広がっている。今回の主人公は、盆栽作家の鈴木伸二さん。盆栽作家の最高峰、「作風展」で内閣総理大臣賞を5回も受賞した人物だ。鈴木さんが拠点とする長野県小布施町の盆栽美術館には、大型バスで海外の盆栽愛好家たちがやってくる。樹齢何百年の盆栽をにこやかな顔で鑑賞し、「心がとても落ち着く」と話す海外の人を前に熱弁をふるう鈴木さんだが、実は今回の世界盆栽大会では、ある大役を任されていた。鈴木さんは目前に迫る世界大会に向けて準備を急ぐのだった。

小出恵介

#30 夢の新合金で金属アレルギーを減らしたい

#30 夢の新合金で金属アレルギーを減らしたい

2017年05月06日放送
人工関節や義歯など、体内に入れる金属類で日本は海外に後れを取ってきたという。東北大学の千葉晶彦教授は、アレルギーを引き起こしやすいといわれるニッケルを使わないで、合金を作れないかと考えてきた。以来、海外の論文を読みふけり、試行錯誤を繰り返す日々が続いた。ニッケルを入れると粘りが出て、加工がしやすくなるのだが、ニッケルを入れないと加工が難しくなるというジレンマを抱えていた。そしてついに夢の新合金は誕生するのだが、今度は新合金の量産化という課題が待ち受けていた。千葉教授は、生産の地として東北にこだわり、岩手県釜石市の町工場に量産を託す。しかし、そこは、プラスチック加工が専門の工場で、金属加工の経験がない工場だった…。

ナレーション:賀来賢人

#29 海藻が生えるコンクリート

#29 海藻が生えるコンクリート

2017年04月29日放送
北海道では、コンクリートにしっかりと根を張って育つ昆布が確認されているほか、全国の多くの場所で、そのコンクリートの力で海藻がすくすく育っている。海藻が育つコンクリートの開発を進めたのは、コンクリートメーカーの西村博一さんだ。ある日、西村さんは、特産品のアワビが年々減っている町からの依頼を受け、現地へと向かった。6年前にアワビの餌となる海藻が茂っていた場所は、海藻がなくなっていた。「海の砂漠化」といえる、このような現象はここだけでなく、日本各地で起きている。西村さんたちはアワビが住みやすい形状に整えた新型コンクリートをこの海に沈め、海藻が茂る豊かな海づくりへの挑戦を始めるのだが、その結果は…?同時に、番組では海藻が生えるコンクリートの仕組みを解き明かしていく。

ナレーション:小出恵介

♯28 沖合での養殖で世界に挑戦

♯28 沖合での養殖で世界に挑戦

2017年04月22日放送
天然の魚に負けない、おいしい養殖魚をたくさん育てるシステムを作りたい。三重県尾鷲市で、いま壮大な規模での実験が始まっている。湾の沖合には、通常の生簀の何倍もの大きさを誇る生簀があるという。ところが船で行ってみると、見当たらない。担当者が船からパイプで空気を送ると、水深15メートルの海中から巨大な生簀が浮上した。一方、鳥取の境港市では、もうひとつの実験が始まっていた。沖合の生簀に遠隔操作で餌を与える施設の実証実験だ。
尾鷲も境港のプロジェックトも地元の協力を得ながら進めているのは、魚とは無縁のエン
ジニアたちだった。養殖大国、ノルウエーに負けない日本独自のシステムを作り出そうと
奮闘する二人を追った。

ナレーション:賀来賢人

♯27 見て気持ちいい、使って気持ちいいデザインとは

♯27 見て気持ちいい、使って気持ちいいデザインとは

2017年04月15日放送
トイレから水のタンクを無くしたり、優美な曲線を使ったキッチンを考案したり、何とグッドデザインを23回も受賞した女性デザイナーがいる。芝浦工業大学の橋田規子さんだ。
彼女がこだわっているのは、エモーショナルデザイン。人の感情に直接訴えかける魅力的なデザインのことだ。研究室に行っても、自宅に行っても、橋田さんがデザインした製品がたくさん並べられており、心地のいい印象を見る人々に与える。橋田さんの作品は多いが、例えば橋田さんが哺乳瓶をデザインするとどうなるのか?番組は体にも心にも「心地いい」デザインとは何かを探っていく。

小出恵介

♯26 世界初!水を使わずオフィスで再生紙

♯26 世界初!水を使わずオフィスで再生紙

2017年04月08日放送
ごご1:00~1:30
オフィスで毎日、大量に消費されるコピー紙。そこに残された情報や機密を消去する同時に、コピー紙そのものを再生させるというオフィス機器の開発に挑戦したのは、エプソンの市川和弘さんたちだ。社長からの命令だった。
通常、紙の再生には紙の重量の40倍の水を使用して、紙を溶かす。それをオフィスで行うためには水を使わずに、行わなければならない。市川さんたちの試行錯誤が始まった。市川さんたちは、ある日、和紙の切れ端にそのヒントを見つける。そして開発開始から4年、ついに100以上もの特許を持った機器の開発に漕ぎ着けるのだった…。

ナレーション:賀来賢人

♯25 「掴んだら離さない」ダイヤモンドピンセット

♯25 「掴んだら離さない」ダイヤモンドピンセット

2017年04月01日放送
山形県のメッキ工場の三代目、岡崎淳一社長は、父が残してくれたダイヤモンドめっきという独自の技術を使って、畑違いの医療の世界に参入することを思い立った。目指したのは、「掴んだら離さない」ピンセット(正確には手術用セッシ)だ。
ピンセットの先にダイヤモンドをめっきして、グリップ力を高めるという狙いだ。これが開発できれば、小さな血管を小さな針で縫い合わせる外科手術で、滑らずに手術ができるという。しかし、医療現場からは、ダイヤモンドめっきが手術中に取れるのでは、という不安の声があった。岡崎社長は現代の名工に選ばれた今野さんと開発を続け、ついにこの不安を解消するための技術を見つける。
開発のヒントになったのは、地元山形のお城を支える石垣にあったのだが、それは…。

ナレーション:小出恵介

♯24 脳波で動く車椅子

♯24 脳波で動く車椅子

2017年03月25日放送
スイッチを動かす操作をしなくても、頭に目的地を思い浮かべるだけで動き出す車椅子が開発された。脳波を利用するという。開発したのは、金沢工業大学の中沢実教授の研究室だ。例えば数字の1のイメージを思い浮かべれば自宅に、2を思い浮かべれば病院に、といった具合だ。この車椅子にいち早く興味を示したのが、富山大学附属病院。入院患者が人の手を借りずにトイレや検診に行けるように、このシステムを活用したいという。中沢教授の研究室は病院での実用化に向けた開発を始める。難関となったのは、安全上の配慮から、乗っている人が止まりたいと思った瞬間に車椅子を止めることができるかどうかだった。そのためには瞬時に読み取れる脳波が必要だった。具体的には顔の表情を変えた時に検出できる脳波を利用するというが、その結果は?

ナレーション:賀来賢人

♯23 聞こえやすい不思議なスピーカー

♯23 聞こえやすい不思議なスピーカー

2017年03月18日放送
高音質ではないが、誰でも、どこでも聞こえやすいスピーカーが注目されている。そのスピーカーは高齢者にも聞こえやすく、空港などの騒々しい場所でもアナウンスが通りやすい特性を持つ。今では、羽田空港のJALカウンターや銀行の窓口、老人福祉施設などでの利用が広がっている。
そのスピーカーを開発したのは、平均年齢56歳のシニアたちが集まったベンチャー企業だ。60歳の社長、佐藤和則さんが開発に乗り出したきっかけは、「高齢者には蓄音機が聞き取りやすい」という話を耳にしたことだった。元ケンウッドのエンジニアだった71歳の宮原さんと二人三脚での開発が始まった。やがて、ふたりは蓄音機の音がなぜ聞こえやすい音を出せるのかという核心に迫っていくのだった。

ナレーション:小出恵介

♯22 世界が欲しがるARITA焼

♯22 世界が欲しがるARITA焼

2017年03月11日放送
400年の歴史を持つ有田焼。白地に青色顔料で模様を表す「染付」、赤から金色までを使った「色絵」や余白の美を追求した「柿右衛門様式」が有名だ。そんな伝統を持つ佐賀県有田町で、世界の名立たる有名シェフからの注文を受け、有田焼の洋食器を作っている窯元がある。そこに並ぶ有田焼は、従来のものとは色味や形がずいぶんと違う。
窯元の蒲地勝社長が家業を引き継いだのは先代社長が亡くなった15年前のことだ。全社員を前に、「きょうからフランス料理の食器をつくるから!」と言い放った。有田焼は最盛期の30%まで落ち込み、蒲地社長の会社は借金を抱え窮状に喘いでいた。伝統の町で周囲の反発を買いながらも、新たな器の開発が始まった。そして、蒲地社長は開発した器を持って、アポなしで、フランスの最高級ホテル「ホテル・ド・クリヨン」の総料理長を訪ねた。ここから蒲地社長の運命は大きく旋回していく。


ナレーション 賀来賢人

♯21 海中都市をつくる最新技術

♯21 海中都市をつくる最新技術

2017年03月04日放送
太平洋のキリバス共和国は、海面上昇の影響を受け、水没の危機に瀕している。清水建設の竹内真幸さんは10万人が海上都市に住める「グリーンフロート」という構想を打ち上げた。4年前にはキリバスの大統領にこの構想を説明し、計画を推進している人物だ。
その竹内さんが新たに打ち出したのが、「オーシャン スパイラル」構想で、海上ではなく海中に5000人が快適に居住できる都市を造るというものだ。海上と海底の温度差を利用した発電や海底資源を活用して、循環型のエネルギー社会を目指すという。そのために竹内さんは日本各地の研究所や工場を歩き、確かな技術力に構想実現の確信を強める。

ナレーション 小出恵介

♯20 離乳食で地元を元気に

♯20 離乳食で地元を元気に

2017年02月25日放送
ごご3:23~3:52
滋賀県の魅力を伝える10の商品のひとつに選ばれたのは、『はたけのみかた』という会社が作ったある商品だ。社長は24歳の武村幸奈さん。農業経験がない武村さんが目指したのは、無農薬野菜を使って、離乳食を作ることだった。
大学時代、「食」で地元を活性化させるという研究課題に取り組んできた武村さんは、無農薬野菜を作る地元の農家の人たちと知り合った。畑に行って、土を払っただけで食べた野菜は格別においしかった。しかし、無農薬野菜は形が悪いというだけで、売れにくいのだと教えられる。農家の思いを知れば知るほど、解決策はないかという思いは募るばかりだった。
思いついたのが、無農薬野菜のそのままの味を引き出せる、薄味の食品、離乳食だ。仲間たちとの試行錯誤の日々が始まった。

ナレーション 賀来賢人

♯19 若きエンジニアが慕う町工場の社長

♯19 若きエンジニアが慕う町工場の社長

2017年02月18日放送
東京の墨田区にある町工場、浜野製作所。社長の浜野慶一さんは若きエンジニアたちから慕われる存在だ。以前、この番組で紹介した電動車イス『WHILL』の福岡宗明さんは車体部品の試作を浜野製作所で行った。分身ロボット『OriHime』を生み出した吉藤健太朗さんもパーツの加工をここで行い、「困ったときに浜野さんがいるのが大きかった」と感謝している。

浜野社長自身も、深海7800メートルで3Dハイビジョンの動画撮影に成功した江戸っ子1号の開発に参加するなど、ものづくりへの情熱を注いできた。
そんな浜野社長のところに、またひとりの若者がやってきた。農作業を手助けするアイデアを具体化したいという。浜野社長やスタッフはサポートを続け、ついに開発は山場を迎える…。

ナレーション 小出恵介

♯18 丹後織物でパリコレに挑戦

♯18 丹後織物でパリコレに挑戦

2017年02月11日放送
丹後地方は1300年の歴史を持つ絹織物の産地だ。今回の主人公は、丹後の伝統を引き継ぐ民谷共路さん。民谷さんの技法は螺鈿を生地に織り込む「螺鈿織」で、硬い貝を生地に織り込むための工夫が随所に凝らされている。カメラは「螺鈿織」の技法を丹念に追いかける。
今、丹後の織物は最盛期の3%の生産量にまで減少しており、苦境に立たされている。民谷さんたちは、なんとか次の世代にバトンを渡すため、日本だけではなく世界に打って出ようと考えていた。目指したのは、パリコレクションへの出品だ。そして、待ちに待ったパリからのオファーがついに…。

ナレーション 賀来賢人

#17 二酸化炭素で町おこし

#17 二酸化炭素で町おこし

2017年02月04日放送
今回の主人公は、佐賀市役所の井口浩樹さんだ。日本で初めて清掃工場の排ガスから二酸化炭素を回収し、活用し始めた佐賀市役所の挑戦を追いかける。二酸化炭素といえば、地球温暖化の元凶と言われ、どちらかといえば厄介者扱いされてきた。だが、二酸化炭素は炭酸飲料に利用されたり、ドライアイスの原料になったり、野菜の生育を促すなど役に立つ資源の側面を持つ。
今、佐賀市役所では、ミドリムシの培養で有名なベンチャー企業、ユーグレナなど様々な企業と共同でエコな町づくりを目指した研究を進めている。未来産業の拠点になるような取り組みを追った。

ナレーション 小出恵介

♯16 日本の冬でも育つバナナ

♯16 日本の冬でも育つバナナ

2017年01月28日放送
今回の主人公は、日本の冬でも育つバナナを生み出した岡山県の田中節三さんだ。田中さんの手掛けるバナナ園では、真冬でもバナナが、たくさんの実をつけている。田中さんが子供の頃、バナナは贅沢品だった。「いつかバナナを自分で作って、お腹いっぱい食べてみたい」。少年時代の夢を胸に、苦節40年をかけてその夢を実現させた。しかも田中さんのバナナは、遺伝子組み換えの技術とは一切、無縁だ。

今、田中さんのもとには、北海道や青森といった寒い地域からもたくさんの人たちが視察に訪れている。今年の4月からは北海道での試験栽培も開始するという。奇想天外な発想と地道な努力で生み出した田中さんのバナナの秘密に迫る。

ナレーション 賀来賢人

#15 極小の太陽電池

#15 極小の太陽電池

2017年01月21日放送
エジソンが京都の石清水八幡宮にある竹をフィラメントとして使い、電球の実用化に成功したのは有名な話だ。今回の主人公は、そのエジソンを尊敬し、初詣には石清水八幡宮にお参りしてきた半導体のスペシャリストで、ベンチャー企業を立ち上げた中田仗祐(なかたじょうすけ)さんだ。
中田さんが開発したのは、極小の太陽電池で、しかも球のように丸い。パチンコ玉や仁丹よりかなり小さな直径1.2ミリの球状太陽電池である。球状のため、光を取り込む範囲が広い。また小さなため、デザインの自由度が高いのが特徴となっている。近年、ウェアラブル端末への利用などに期待が高まっている。
この太陽電池の開発は困難を極めたが、開発の鍵を握ったのは無重力空間を利用した実験だった。そこでの実験で失敗を重ねた中田さんは、エジソンのように、あるアイデアがひらめいたのだった…。

ナレーション 小出恵介

♯14 伝統の組紐技術で人工筋肉

♯14 伝統の組紐技術で人工筋肉

2017年01月14日放送
今回の主人公は、繊維の街、倉敷で伝統の組紐(くみひも)を作っている会社の清板社長だ。全国の繊維業者は、30年前に6万軒以上あったのが、今では安い輸入品に押されて4分の1になってしまった。それは繊維業だけではなく、組紐製造の会社も同じで、伝統を守り、生き残るためのチャレンジが求められていた。

そんな中、ある依頼が舞い込んだ。東京工業大学の鈴森教授からの依頼で、組紐の技術を使って非常に細い人工筋肉を作りたいというものだった。畑違いの分野に踏み出す決心をつけた清板社長と鈴森教授の挑戦は始まるが、そこには越えねばならない技術的な壁が立ちはだかっていた…。

ナレーション 賀来賢人

#13 ノーベル賞受賞者の次の一手

#13 ノーベル賞受賞者の次の一手

2017年01月07日放送
今回の主人公は、青色LEDでノーベル賞を受賞した天野浩教授と工学博士の小熊久美子さんのふたり。2人が目指すのは世界で安全な水を飲むことができない6億人以上の人々に安全な水を飲んでもらうこと。不衛生な水で毎日1000人近くの子供が命を落としている。

この現状を解決するため、天野教授はLEDで作り出すことができる深紫外線を利用して、水を殺菌しようという装置の開発を長年、精密機器メーカーと続けてきた。小熊久美子さんも、同じ方法で水殺菌を目指す研究者だ。この二人がタッグを組むことによって、水殺菌装置の開発は、佳境を迎えていた。小熊久美子さんンは、この装置を持ってベトナムに向かう。

ナレーション 小出恵介

♯12 地震に強いドームハウス

♯12 地震に強いドームハウス

2016年12月24日放送
4月に起きた熊本地震。南阿蘇村のレジャー施設にある450棟のドームハウスはほとんど無傷だった。震災1か月後には受け入れが始まり、最大650人もの被災者を受け入れ、地元にも貢献した。
今回の主人公は、誰もが思いつかない発想で、このドームハウスをつくった元和菓子屋の経営者だ。

しかし、その道は平坦ではなく、強度や耐火性など安全性を証明するための実験を重ねる日々が続いた。なぜ、ドームハウスは地震に強いのか、開発の苦心を含めドームハウスの開発者に迫る。

ナレーション 賀来賢人

♯11 人工知能で卓球コーチ

♯11 人工知能で卓球コーチ

2016年12月17日放送
囲碁や将棋、チェスの世界では、人工知能が名人クラスの強豪を次々に打ち破る時代に突入した。実際、人工知能に人間が支配される時代が来るのではないかと警鐘を鳴らす人もいる。

今回の主人公は、体温計や血圧計でおなじみのオムロンのエンジニアだが、人工知能を使って人に寄り添うロボットを作りたいと考えていた。具体的なプロジェクトは先輩エンジニアたちの開発してきた卓球ロボットに人工知能を取り入れ、卓球が下手な人でも上手な人でも実力に合わせて、卓球のラリーが続けられるコーチロボットに進化させることだった。そのためには卓球が上手か下手かを人工知能に判断させる必要があった。エンジニアたちの挑戦が始まった。

ナレーション 小出恵介

♯10 二足も四足も…変身ロボット

♯10 二足も四足も…変身ロボット

2016年12月10日放送
日本はロボット大国と言われながら
実際に福島原発事故の発生直後に、建屋内で使われたロボットは海外製のものだった。
国産のロボットは使われなかった。このことにショックを受けた今回の主人公はロボット大国、日本の誇りをかけて災害現場で役に立つロボット開発に立ち上がった。
目指すは狭い場所から階段まで、どんなところでも転倒せずに、作業ができるロボットだ。
二足歩行ロボットの研究をリードしてきた早稲田大学の研究者として学生たちと開発を進めるが、ロボットお披露目の場ともなる国の評価会は目前に迫っていた…。

ナレーション 賀来賢人

♯9 世界初の「大腸菌プラスチック」

♯9 世界初の「大腸菌プラスチック」

2016年12月03日放送
今回の主人公は、石油を一切使わず、大腸菌などの微生物の力を借りてバイオプラスチックづくりを目指す二人の研究者だ。
バイオプラスチックといえば、植物を原料としたものが開発されてきたが、二人の研究者は大腸菌などの微生物の力を借りて、鋼鉄並みの強度を持ち、高熱でも溶けないこれまでにないプラスチックを開発した。次の壁は実用化。ふたりは壁に突き当たりながらも、突き進んでいく。

ナレーション 小出恵介

♯8 命を救え!心臓シミュレーター

♯8 命を救え!心臓シミュレーター

2016年11月26日放送
今回の主人公は従業員30人の会社の社長。
この会社は「ものづくり日本大賞」の最高賞に当たる内閣総理大臣賞を受賞した。
受賞の理由は、独創的な心臓シミュレーターの開発だった。年間6万件以上といわれる心臓手術の世界で、今、この会社の作る心臓シミュレーターが注目されているという。なぜ医師たちは注目するのか、竹田さんが心臓シミュレーターの開発に乗り出したきっかけとは何だったのかをたどる。

ナレーション 賀来賢人

#7 未来へテイクオフ! 空飛ぶクルマ

#7 未来へテイクオフ! 空飛ぶクルマ

2016年11月19日放送
今回の主人公は自動車メーカーの若手エンジニアたちだ。
わくわくする車をつくりたいという彼らが目指したのは子供の頃、誰もが夢見た「空飛ぶクルマ」だ。ゴールは2020年の東京オリンピック。
開会式で空飛ぶクルマに乗って、聖火台に点火させようという壮大な夢を持っている。
休日に集まり「空飛ぶクルマ」づくりを目指す若者たちに、次から次に壁が立ちはだかる。

ナレーション 小出恵介

#6 走れ!高校生が挑むワイヤレス電車

#6 走れ!高校生が挑むワイヤレス電車

2016年11月12日放送
川越工業高校「電車班」の名前を一躍有名にしたのが、昨年、乾電池で動く電車で世界最長距離のギネスレコードを打ち立てたことだった。新たな「電車班」が目指したのはワイヤレスで充電し、電車を走らせるという高いハードルだ。
電車班12名は、高校生らしい独自の発想でハードルをクリアーしようとするが、お披露目の舞台となる文化祭は間近に迫っていた…

ナレーション:賀来賢人

#5 アクリルパネルの新たな挑戦

#5 アクリルパネルの新たな挑戦

2016年11月05日放送
今回の主人公は、職人気質の83歳。美ら海水族館や旭山動物園の巨大水槽を手掛け、世界からの受注が絶えない会社の社長。すでに、巨大水槽の実績ではギネス記録をつくるなど、かなり有名な会社の社長だ。その社長が巨大水槽だけでなく、新たな挑戦を始めている。大手ゼネコンからの依頼を受けた深海未来都市用の壁面づくりへの挑戦がそのひとつだ。しかし、挑戦はそれだけにとどまらなかった。

ナレーション:小出恵介

#4 石からつくる紙

#4 石からつくる紙

2016年10月29日放送
今回の主人公は、大阪府岸和田市生まれ、だんじり祭りが大好きな山﨑敦義さん、42歳。行動力のある熱血漢タイプだ。ひょんなことから山﨑さんは石から紙をつくることを目指すことになった。この方法だと原料のパルプも大量の水も必要とせず、成功すれば資源のない国にとってのニーズは限りなく大きい。「紙の神様」と言われる専門家、角祐一郎さんの力を得て、自社生産に向け開発を急ぐ山﨑さんだが、鍵を握っていたのは紙づくりにも使われる、ある製法だった。

ナレーション:賀来賢人

#3  障害を越える次世代モビリティ

#3  障害を越える次世代モビリティ

2016年10月22日放送
今回の主人公は、大手医療機器メーカーを辞め、夢の乗り物づくりを目指す若者とその仲間たちだ。彼らが目指したのは、デザインに優れているだけではなく、坂道でも段差でも簡単に移動ができ、エレベーターなどの狭い空間でも旋回できる次世代の電気車椅子だった。東京モーターショー出品したプロトタイプ車が一躍脚光を浴びるものの、製品化は難渋を極めた。試行錯誤の中から、彼らが行き着いた結論は、新たなキーテクノロジーの開発だった。

ナレーション:小出恵介

#2 世界一薄い和紙

#2 世界一薄い和紙

2016年10月15日放送
近年、和紙が持つ多様な特質に世界が注目し始めている。今回の主人公は、ひだかコウゾ和紙の産地、高知県高岡郡の和紙職人だ。古来から伝わる、ひだかコウゾ和紙を発展させ、最も薄い和紙作りにたった一人で情熱を傾ける。そのきっかけは、「自分たちが作った和紙はどんな風に使われているのか?」という疑問だった。調べているうちに、和紙は意外な使われ方をされているのを知る。経年による酸性劣化が起こりにくい特質を重宝する人たちが日本だけでなく、世界にもいることを知った主人公は、活躍の場を世界に広げていく。

ナレーション:賀来賢人

#1 世界が注目!町工場の「3Dカーボン」

#1 世界が注目!町工場の「3Dカーボン」

2016年10月08日放送
ボーイング787のボディで注目を集めた「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)」。鉄の10倍強く、軽さは5分の1。弾力性、耐久性、耐熱性に優れ、まさに夢の新素材と言われている。素材生産では日本が6割を占めリードするが、加工分野で日本の出遅れが目立っている。今回の主人公は、この分野で3D成形に成功し、世界のトップメーカーからその技術力が注目されている会社の創業者だ。その進出分野はランボルギーニの重要部品の開発にとどまらず、新たな広がりを見せようとしている。  

ナレーション:小出恵介

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