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#81 「楽園導く岩の橋 戸隠山」(7月18日 放送)

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長野県と新潟県の境にそびえる戸隠連峰。その中心に位置する戸隠山。標高1904メートル。
「戸隠」の名の由来は古事記にも記される「岩戸伝説」。天照大神が岩戸に隠れた時、天手力雄命が投げ飛ばした岩戸が戸隠山だと伝えられている。

“神が宿る神聖な場所”として崇められてきたため、手つかずの自然が広がり、山に降り落ちた雨や雪は湧き水となり、麓に実りをもたらすと共に、美しい景色を作り出す。 天国のような麓の景色とは裏腹に、山に足を踏み入れると断崖絶壁の厳しい道が続く。

今回、この戸隠山に挑戦するのは、俳優 池田努。
神話が息づく天空の修験道を巡り、山が最も輝く瞬間を見に行く。

【 ロケ日: 6月22日~6月26日 】

見どころ
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池田はまず、登山の拠点となる戸隠小舎で準備を整える。1958年、登山家・佐々木徳雄さんが建てた小屋は、戸隠で一番最初にできた山小屋。現在は二代目の佐々木常念さんが家族で切り盛りしている。戸隠山を知り尽くした佐々木さんと共に、翌日、アタックを開始。

穏やかな空気に包まれた戸隠神社・奥社の参道を抜け、登山口へ。しかし登山道へ入ると、突然、岩壁のような山が姿を表す。連続する鎖場を超えると、蟻の塔渡りと呼ばれる幅50センチのナイフリッジが。両脇は150m切れ落ちた断崖絶壁…。池田は勇気を振り絞り、山頂への一歩を踏み出す。


取材後記
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緑の森の中に建つ戸隠小舎。
ペンション風のくつろぎの空間が心も身体も癒してくれるのはもちろんですが、驚いたのは夕食です。

揚げ出し豆腐に、魚のムニエル、豚肉のトマトソース煮込み…。
和食と洋食が見事にミックスされた絶品フルコース。
なんでも先代の徳雄さんと美津子夫人が世界中を訪れ、考案された料理なんだそう。感動しました。
しかも連泊されるお客さんの為に、毎日メニューを変えてるんだとか。

「ずっとここにいたい…」本気でそう思いました。またお伺いします!