毎週土曜 よる10:00~10:54

#75 「春の息吹をまとう女神 蓼科山」(5月9日 放送)

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八ヶ岳連峰の北端に位置する日本百名山の一つ、蓼科山。標高は2530m。その優雅な山容から「女の神山(めのかみやま)」や「諏訪富士」といった呼び名をもつ。

大きな水がめという顔ももつこの山は、古くから麓の人々を潤してきた。水の神、農耕の神として崇められてきたのもこのためであり、人々の生活と密接に結びついてきた名山である。

森林限界を超えた頂上からは360度の展望が開ける。八ヶ岳はもちろんのこと、南北および中央アルプス、浅間山、富士山、秩父山塊まで見渡すことができる。絶景を求めて、モデルの仲川希良が残雪期の蓼科山に挑む。

【 ロケ日: 4月8日~4月11日 】

見どころ
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撮影が行われたのは4月の初め。まだ麓にも雪が残り、撮影当日も悪天候にみまわれた。しかし、よく目を凝らせば、冷たい雪の下から顔を覗かせる新芽をみることが出来る。

女神と称されるその美しい山容とは裏腹に、頂上までは登るものを拒むかのような急登が続く。美しく光る雪も、登山者の足から体力を奪っていく。森林限界を抜け、およそ女神らしからぬゴツゴツとした大きな岩で覆われた頂上付近へと、それでも仲川は歩みを止めない。

春の訪れを随所に発見しながら、また春ならではの変わりやすい天候に立ち向かいながら、仲川は山頂で絶景と対面することができるのだろうか。


取材後記
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今回お世話になった宿は、蓼科山の麓、女神湖の近くにあるロッヂ・グランシャルモ。
暖炉の火に温められ、真空管アンプから流れるジャズを聞きながら登山で疲れた体を休めることができます。

居心地が良すぎるせいか撮影が終わった後も、仲川さんと村上さんご夫妻、そしてご主人らの団らんは
なかなか終わりませんでした。

チェックアウト後、わざわざ外まで出て手を振りながら見送ってくださったご主人と奥様。
必ずや、プライベートでも伺おうと思える素敵な宿でした。