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#59 「立山黒部【前編】 先人の谷 下ノ廊下」(11月8日 放送)

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標高3000メートル級の山々が連なる立山連峰。
その懐にあるのが北アルプスを南北に貫く黒部峡谷。 日本有数の紅葉景勝地として、人気の高い場所です。

日本一の深さを誇るこの峡谷は、その険しい地形のため、 明治時代に入るまで人が足を踏み入れる事がなかった秘境中の秘境でした。 しかし、世紀の大事業として語り継がれる、黒部ダム建設によって、 立山は日本中に広く知られるようになります。

ダム建設に関わった人々の努力と熱い想いによって開かれた登山道。
今でも、多数の方が登山道の整備に関わっています。

【 ロケ日: 10月5日~12日 】

見どころ
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険しい峡谷の岩壁を掘削して作られた道、『下ノ廊下』に挑むのは俳優・池田努。深さ1,500メートルを越える断崖絶壁に広がる自然美の極致、錦繍の帯をまとう峡谷を行きます。

幅わずか50センチメートルの道…緊張が続く池田。下ノ廊下を超え、さらに続く険しい登山道を進み、立山連峰の奥地に佇む「仙人池」を目指します。

そこには、この時期にしか見られない美しい山の姿を映し出す池と山の姿がありました。


取材後記
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これまでの撮影で、いくつもの山に登ってきましたが「下ノ廊下」の高度感…足がすくみました。

そんな私を安心させてくれたのは、登山道に張り巡らされたワイヤー(番線)としっかりとした丸太の橋。
毎年、何人もの方々が自力で材料を運び入れ、何日間もかけて整備をしているといいます。

断崖絶壁に道を作った先人達と共に、今も登山道の整備を続けている方々。
そのお陰で私達は歩く事ができる。感謝、そして尊敬です。