毎週土曜 よる9:00~9:54

#23 「北穂高・錦をまとう天空の頂(長野)」(11月2日 放送)

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標高3000メートルの山々が連なる、北アルプス・穂高連峰の最北端に位置する、標高3106メートルの北穂高岳。穂高連峰は、国内で最も人気の高い名山のひとつで、国内第一級の岩場が多い、アルピニストの憧れの地です。登山口の上高地からは、美しい峰を見る事が出来ます。登山口から北穂高までは、8~10時間のコース。

上高地からは、なだらかな登りが続きますが、それは涸沢まで。ほとんどの登山者は、涸沢で一夜を過ごし、北穂高を目指します。涸沢から先は、ジグザグの登山道、大岩がゴロゴロした岩場、鎖場を通らなければなりません。気の抜けないアタックが続きますが、山頂では、絶景が大キレットの先に、槍ヶ岳がくっきりとその雄姿を見せてくれます。今回は、俳優の宍戸開さんが、秋の北穂高に挑戦します。

見どころ
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7月に挑戦した奥穂高は、あいにくの天気で下山を余儀なくされた宍戸。いつかリベンジしたいと思っていた宍戸は、北アルプスで一番美しいとされる涸沢カールの紅葉をカメラに収めるべく、上高地へ向かった。

秋の気配を感じながら山へ入り、涸沢へ着くと、そこには、暖色の衣をまとった色鮮やかな美しい景色が広がっていた。1年の間でも、わずか7日間程度しか見られない貴重な光景。美しい紅葉の朝日が当たると、山は、さらに輝きを増す。

宍戸は、この紅葉が広がる涸沢カールを見渡してみたいと、標高3106メートルの北穂高を目指す。荒々しく険しい登山道を乗り越えた先に、言葉にならない程の絶景が宍戸を待っていた。


取材後記
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ディレクターとしても穂高に再挑戦したいと思っていました。
前回は、残雪と新緑の世界でしたが、狙うは、山々が一番色鮮やかになる秋の紅葉シーズン。
アルピニスト憧れの地という事もあり厳しい登山でしたが、結果、天気にも恵まれ、良い撮影が出来たと思います。

小屋は、前回同様「涸沢ヒュッテ」と、日本一高い場所にある「北穂高岳小屋」に宿泊。
北穂高岳小屋の名物、コーヒーを飲みながらの絶景鑑賞は格別でした。