榊原・嶌のグローバルナビ


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第429回 2009年5月23日 放送

高齢化社会へと突入した日本で葬儀のかたちが変わりはじめています。その変化を表すキーワードは「小型化」と「簡略化」。「家族葬」と呼ばれる家族と親類だけの小さな規模の葬儀が現在の半数を占めるほか、通夜や葬式を行わずに火葬場で故人に別れを告げる「直葬」も増えています。その一方で、遺体に防腐・殺菌処理を施し、生前、元気だった頃の自然な姿に近づける「エンバーミング」も新たなおくり方として注目されています。エンバーミングを行えば遺体を長時間、清潔で安全な状態で保つことが出来、葬儀の日程を気にせずゆっくりとお別れをすることが出来るのです。

そんな葬儀の多様なニーズに応えているのが葬祭ビジネスのリーディングカンパニー、燦ホールディングスです。その中核を担う公益社は首都圏・近畿圏を中心に年間9000件を超える葬儀実績を挙げています。葬儀を取り仕切るのは葬祭ディレクターと呼ばれるプロフェッショナル集団。遺族との打ち合わせからはじまり、透明性の高い見積書の発行、式場の設営、そして式の進行まですべてを執り行います。遺族の感情を短期間でくみ取りながらも費用や要望を聞いて葬儀を執り行う。その信頼関係を築いていくことがこの仕事の難しさだといいます。

また、燦ホールディングスでは亡くなった人を送るだけでなく、送る側である遺族の心をケアする取り組みに力を入れています。そのひとつが「ひだまりの会」。同じ悲しみを持つ遺族たちが語り合える場所です。大切な人を亡くした悲しみを共有、共感することで心を癒し、新たなスタートを切るきっかけの場として注目されています。

時代と人が変われば葬儀のかたちも変わります。燦ホールディングスは、今何が求められているのかを常に見つめています。

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