寺島しのぶ・フランス幻想紀行~藤田嗣治『乳白色の肌』に魅せられて~

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寺島しのぶ・フランス幻想紀行~藤田嗣治『乳白色の肌』に魅せられて~

レオナール・フジタ
フランスでもっとも名の知れた日本人画家・藤田嗣治の生涯を探るため、女優・寺島しのぶがフランスに渡る。

キャスト

    寺島しのぶ

番組内容

フランスにおいて、もっとも有名な日本人画家がいる。
その名は、レオナール・フジタ。日本名、藤田嗣治。
1920年代、狂乱の時代といわれたパリで、フジタは、一躍脚光を浴びる。
彼は、日本画の手法を取り入れた画風で世界的な画家となったのだ。作品名、「ジュイ布の裸婦」…その乳白色の裸婦に、フランスの美術界は夢中になった。
絵に描かれた、女性の肌の白さは、何で出しているのか…?フランスではその話題で持ちきりだった。
しかし、それほど、有名であったフジタは、日本人には、あまり知られていない。なぜなら、彼は、日本画壇から抹殺されたからなのだ。
太平洋戦争中、日本に帰国していたフジタは、戦争記録画を描いた。日本画壇は、他にもたくさん戦争画を描いた日本人画家がいたのに、戦後、絵によって戦争に加担したとの責任を、フジタ一人に押し付けることで、彼を追いやったのだ。
行き場をなくした彼は、再びフランスへ渡り、フランス国籍を取得。そのまま、二度と日本の土を踏むことなく、1968年に亡くなった。

2009年。そのフジタの作品が一躍脚光を浴びることなる。
彼の妻の死によって、隠されていた彼の作品が、アトリエから数多く発見されたのだ。作品だけでなく、彼の日記なども…。
それにより、長い間、秘密にされてきた上に、成分を解析してもなかなかその真実がわからなかった、「乳白色の秘密」も解き明かされた。
パリに渡って約100年。
今、フジタは、ようやく日本で日の目が当たり始めた。

ここに、フジタの絵に魅了され続けてきた女優が一人…寺島しのぶ。
フジタの描く裸婦の色気・美はどこから来るのか…?終の棲家をフランスに求めたのはなぜか…?
歌舞伎という日本の伝統芸能の家に、女として生まれたことにより、舞台に立つことは出来なかった。
女優という道を切り開き、やがてフランス人の妻となった寺島しのぶが、日本を愛しながらも、遠く離れたフランスで生涯を閉じた画家、レオナール・フジタに、自分の生涯を重ね、その足跡をたどる。

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