ハリウッドミュージカルの大ヒット作品「雨に唄えば」。主役を演じたジーン・ケリーが、雨の中で歌い踊る"Singin' in the Rain" は、映画史に残る名シーンとして、今も愛され続けている。この「雨に唄えば」を宝塚歌劇が今年６月、１０年ぶりに上演する。 主演は、月組トップスター珠城りょう。入団9年目という異例の速さでのトップ就任し、話題になった存在感あふれる珠城。ダイナミックなダンスと印象深い歌が魅力の「雨に唄えば」をどんな風に演じるのか、期待が高まる。 番組では、舞台を前に、役作りに励む珠城を紹介。物語は、サイレント映画がトーキーに変わる１９２０年代のハリウッドが舞台。ということで、番組では、物語の大きなカギとなる「声の演技」を磨くため、珠城と親友役の美弥るりかが「吹替え」に挑戦する。お題は、名画「シェーン」のラストシーン。シェーンと少年の別れを、様々なシチュエーションで吹き替えてみる。シェーンが少年の召使だったら？シェーンが恋する男だったら？吹替え初挑戦の珠城と美弥、声の演技だけで、果たしてどれだけキャラクターを変えられるのか？ さらに、宝塚版「雨に唄えば」初演で主役を演じた、宝塚歌劇出身の女優・安蘭けいと鼎談。有名な雨の中のシーンの裏話や、舞台の中心になるタップダンスのマスターの仕方など、月組を背負うストイック男役スター珠城が、後輩の顔になって真剣に相談する姿に注目！番組では、魅力あふれる宝塚歌劇の舞台映像も存分に紹介。華麗なる宝塚歌劇の世界をお楽しみに。