「江戸のススメ」検定問題

2013年1月21日 放送更新版

問一

シーボルトは、出身地はどこでしょう?

い)オランダ

ろ)オーストリア

は)ドイツ

答えを見る
【回答】は)ドイツ
【解説】

フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトは、現在のドイツ・バイエルン州ヴュルツブルク市に生まれ、オランダ人ではありません。オランダ軍医でしたが、オランダ語が上手ではなかったようです。文政6年(1823)に来日した際、オランダ人ではないのではないかと疑われましたが、山地の訛りがあると偽り無事入国できたといいます。

問二

シーボルトが長崎市中に開設した私塾は何というでしょう?

い)適塾

ろ)鳴滝塾

は)咸宜園

答えを見る
【回答】ろ)鳴滝塾
【解説】

シーボルトは、幕府の「診療以外に講義ができる医師を」という求めに応じた人選で、来日しました。長崎に来て1年後、長崎奉行の許しを得て、シーボルトは長崎・鳴滝にあった民家を買い取り、「鳴滝塾」を開設し、医学などを教えました。

問三

シーボルトが日本人妻「たき」の名に因んだ名前をつけた植物はどれでしょう?

い)ユリ

ろ)スイセン

は)アジサイ

答えを見る
【回答】は)アジサイ
【解説】

シーボルトは、ヨーロッパに戻ってから『日本植物誌』を刊行し、日本のアジサイを紹介しました。最も華麗なアジサイは「ヒドランゲア・オタクサ」と命名されています。その名は、シーボルトが「たき(お滝さん)」に因んで名付けたといいます

問四

シーボルトの娘「いね」がついた職業は何でしょう?

い)医師

ろ)通訳

は)植物学者

答えを見る
【回答】い)医師
【解説】

シーボルトの娘である「いね」は産科を学び、日本の女医第一号となりました。シーボルトの姓を日本流にして志本いねと名乗り、宮内省御用掛の医師としても活躍しました。

問五

カピタン(オランダ商館長)の江戸での滞在場所として指定されていた宿はどれしょう?

い)阿蘭陀屋

ろ)長崎屋

は)海老屋

答えを見る
【回答】ろ)長崎屋
【解説】

オランダ人の江戸での宿は、「長崎屋」と決められていました。道中は比較的緩やかだった監視の目も、江戸に入ると厳しくなり、1か月程度の滞在期間中、オランダ人たちは決められた行事以外、宿の外に出ることは許されなかったようです。

これまでの今週の問題はこちらから

過去の問題一覧